イントロダクション Introduction

母になる事が自然だと思っていた女性【結衣】 良い母になれないと悩む女性 【莉沙子】 どうしても母になりたかった女性 【麻子】 そんな3人の女性が母になる。 3歳の春、愛する息子が誘拐された。 いつもの幼稚園の帰り道。繋いでいた手を離した、ほんの一瞬。目を戻すと、そこに息子はいなかった。 そして9年の月日を経て、13歳になった息子が現れる。 空白の9年間を埋められるのだろうか? 一度壊れた家族をもう一度取り戻せるのだろうか? 息子と母、妻と夫、その間にあるかけがえのない何か。 家族になるとはどういうことなのか? そして、「母になる」とはどんなことなのか? このドラマは今を生きる3人の女性が『母になる』までの物語。

柏崎 結衣 役 沢尻 エリカ

このドラマのお話をいただいて、今までにないような新しいストーリーで面白いと思いました。ただ、母親役を演じるのは本当に難しいと思ったし、まだ実生活でも経験していないので、不安がありました。でも、プロデューサーから「一から子育てをしていく役柄だから、そこはぶつかってもらえれば大丈夫」と言っていただいたので、そういう気持ちで思い切ってぶつかって演じていきたいです。
私が演じる結衣は、素朴でピュアな女性です。
そういう女性が子供を生んで育てるうちに、強さや深みを身に付けていく姿が描かれるのではないかなと思います。

小池さんとは初共演、板谷さんとは前にもご一緒しているのですが、お二人とも一緒にいてリラックスできるし、あうんの呼吸でお芝居ができそうです。「母になる」ということは、女性にとって最大のテーマだと思います。正直、私にはまだ分からなくて、子育てを通して母になっていくものなのかなと考えたりします。
このドラマは難しいテーマも含んでいると思いますが、明るいテンションで臨んで、家族の温かさを伝えていけたらと思っていますので、ぜひご覧ください。

柏崎 陽一 役 藤木 直人

プロデューサーも脚本家も以前「ホタルノヒカリ」でご一緒していた方なので、また声をかけて頂いて光栄です。また、現代社会でこれだけ家族の在り方が多様化する中で、この「母になる…とは?」というテーマを描いていくのはとても面白いし、女性の方は特に興味を持っていただけると思います。

(沢尻さんの印象は?)
12年ほど前にドラマでご一緒したことがあるのですが、沢尻さんは当時からすでに大人でしたね。大変な役柄なのに、しっかりとしていて、すごいなと感心していました。今回、まさか夫婦役をやらせて頂けるなんて思ってもいなかったので、足を引っ張らないように頑張りたいです(笑)。

木野 愁平 役 中島 裕翔

僕が演じる木野愁平は、子供に近い存在でいたいと思って熱心に仕事に取り組んでいる児童福祉司です。実は木野自身も陰を抱えていて、物語が進むにつれて明らかになっていきます。
今まで自分がやったことのない役ですし、それだけに演じるのが難しい部分があると思います。チャレンジしがいのある役をいただいて、とてもありがたいです。

今回は後輩の道枝くんもいて、「野ブタ。をプロデュース」(’05年)では僕が後輩の立場で出させていただいたんですけど、今度は自分が先輩として背中を見せなければいけない立場になったんだなあと勝手に緊張しています(笑)。道枝くんは肉が好きということなので、一緒に焼肉に行きたいですね(笑)。

柏崎 広 役 道枝 駿佑 (関西ジャニーズJr.)

出演が決まった時は、とび上がるほど喜びました。広は養護施設で暮らしているのですが、広の辛さや大変さを思いながら演じたいです。お母さん役の沢尻さんと最初にお会いした時、握手していただいたのがうれしかったです。これから撮影が進んでいって、本当の家族のようになれたらいいなと思っています。

先輩の裕翔くんとご一緒できるので、背中を見ながら頑張りたいです。撮影期間中、裕翔くんに、ご飯に連れて行っていただけたらいいなと思っています(笑)。僕にとって初めてのドラマなので、自分がやれることを精一杯やり遂げたいです。

西原 莉沙子 役 板谷 由夏

母親になっていく女性、母親であることを取り上げられてしまう女性、母親を続けているけど今のままでいいのかと考える女性…それぞれの立場の3人を通じて、いろんな母親像が描かれる物語になると思います。
私が演じる莉沙子は、子供を育てることに関して疑問を感じている女性かなと。莉沙子のように、子供を生んで育てながら「私は良い母親なのか?」と思う女性はいっぱいいる気がして、私もその一人なのかもしれません。「母になる」とはどういうことなのかは、実際に子供を生んでも分からなくて。
「お母さんって何だろう?」と、私自身いつも考えていますし、永遠のテーマでもあります。

沢尻さんは、お芝居が大好きな人なので、また一緒にできることがうれしいです。小池さんとは同じ作品に出演したことはあるのですが、ちゃんとお芝居で顔を合わせたことがないので、今回とても楽しみです。
この作品は、どんな立場の方にも響くはずですし、きっと視聴者の皆さんの心のひだに触れるようなものになると思います。

門倉 麻子 役 小池 栄子

このドラマの企画をお聞きして、きっと話題になる作品になるだろうと思いました。かなりチャレンジングな企画であり脚本なので、自分も携われてうれしいです。今回の役柄は、私にとって今までやったことがない役で、絶対演じる価値のある役だと感じましたし、この役を演じる自分の姿を自分でも見てみたいと思いました。
私が演じる麻子は、我が子ではない子供を7年間育てるのですが、それは彼女にとって幸せな時間でもあった一方で、葛藤もあったと思います。

沢尻さん、板谷さんは自立したカッコいい女性だと思っていて、ご一緒できるのが楽しみです。
「母になる」ことについて私自身としては、一人でも生みたいと考えていて、その気持ちが高まっている時期でもあり、母親になる覚悟はできています。このドラマを通じて「母になる」ことについて、改めて考えることがありそうです。
絶対に面白くなるという確信があるので、視聴者の皆さんにも信じて付いてきていただきたいです。