川合(永野芽郁)の描いた似顔絵が手がかりとなり、女子中高生を狙った連続傷害事件の被疑者として安田(北澤ひとし)が浮上。 “特捜”こと特別捜査本部に呼ばれた藤(戸田恵梨香)と川合は、強面刑事の揃う会議に参加するが……。被害者・彩菜(畑芽育)の力になりたいという川合の思いもむなしく、交番勤務の二人は会議後、通常公務に戻されてしまう。
そんな中、藤は、道案内を間違えた川合に、管内の地理を頭に入れるように指示。川合は炎天下の中、管内を歩き回る羽目に。
一方、刑事課の源(三浦翔平)と山田(山田裕貴)は、安田のアパートを張り込み。牧高(西野七瀬)と鈴木(渕野右登)は防犯カメラの映像集めに奔走する。
一週間後―。捜査の進展が気になる川合は、藤と共に刑事課を訪れる。しかし、そこには先の見えない捜査でボロ雑巾のように成り果てた源たちの姿が……。さらに、肝心の彩菜は事件以来部屋に引きこもったまま、安田が犯人かどうかの証言も取れずにいるという。
北条(平山祐介)の指示を受けた藤と川合は、改めて彩菜の家を訪れるが……。
刑事課の応援として再び捜査に加わることになった藤と川合。しかし、安田が犯人である証拠は掴めず、地道で過酷な捜査はゴールが見えないまま、夜が明けて行く……。
そんな中、特捜では、行き詰まりを打破するため、捜査の方向転換が行われようとしていた……!
動きのない安田のマークを縮小し、一から被疑者を洗い出すことが特捜の緊急会議で発表される。川合は、自分の似顔絵が捜査を混乱させてしまったと凹むが……。
一方、川合の似顔絵を信じる藤は、源と協力し、独自に安田の張り込みを続ける。そんな中、藤は被害者の力になりたいという川合の思いを汲み、彩菜の聞き取りをさせてくれるようにと吉野に直談判する。被害者・彩菜の証言は捜査の要。ダメ元で頼む藤だが、吉野はなぜか「すでに許可した」、と答える。実は二人の行動を先読みした伊賀崎(ムロツヨシ)が、吉野に頭を下げていたのだ。
藤と川合は再び彩菜の家へ。「犯人を捕まえたい」という川合の思いに応えた彩菜は、引きこもっていた部屋から出てきて……。彩菜の証言で、安田が犯人として再浮上する!同じ頃、安田を張り込んでいた源から、安田が “黒色ワゴン”に乗った共犯らしき男と接触したと連絡が入り、特捜は逮捕に向け慎重に動きだす!しかし、下っ端署員に出る幕はなく……。
そんな中、町山署はチームワークを発揮し、特捜を抜け駆け!藤、川合、山田は独断で現場へと向かう!時刻は夜9時半。下校時間を狙ったいつもの犯行時刻よりも遅い時間で……。川合は、管内を歩き回った経験から、この時刻に終わる学習塾があることを思い出す。藤たちは塾から1人で帰宅する女子高生を見つけ、犯人にバレないよう尾行。接近してきたワゴン車から凶器を持った安田が降りてきたのを確認すると、安田と共犯を確保しに走る!女子高生を保護する藤、共犯を逮捕する山田、そして、川合は気づけば丸腰で安田を追うことに!「彩菜のためにも犯人を捕まえたい」と必死に走る川合だが、安田に追いつかない。その時、勢い良く源が川合を追い越して行き……。町山署員の活躍によって、安田たちは逮捕!事件は無事解決へと向かう。
数日後―。町山交番には一人、ロッカーにしまった段ボールを開いている藤の姿があった。箱の中には藤が同期の“4人”で撮った写真があって……。藤を見た伊賀崎が話しかける。「いつまで、川合くんに隠してるつもり?」藤の見つめる先には、どこか川合に似た面影の女性警察官が写っていて……。