川合(永野芽郁)は宮原(駿河太郎)から、藤(戸田恵梨香)が刑事課から交番にやってきた本当の理由を聞く。
3年前にひき逃げされた同期・桜(徳永えり)のために犯人を追っていた藤は、捜査が難航する中、「守護天使が犯人じゃないか?」という伊賀崎(ムロツヨシ)の勘にすがり、一人で手がかりを探してきた。しかし、交番の新任女性警察官を狙って凝視してくる不気味な男・守護天使は、事件後にぱったりと姿を消し、藤の捜査も次第に手詰まりに。そんな時、町山署で現場実習をしていた川合に遭遇。藤は、桜に似ている川合の近くにいれば守護天使がまた現れるかもしれないと思い、自ら刑事課から川合が所属された町山交番に異動してきたという……。
藤が真実を隠して自分のそばにいたという事実に混乱する川合。それでもショックを隠し、今まで通りに藤と接しようとするが……。
そんな中、生活安全課の応援に駆り出された藤と伊賀崎は、違法風俗店のオーナーが現れる予定のレストランで張り込みをすることに。しかし、客を装った捜査員たちで固めた店内に、事情を知らない源(三浦翔平)と山田(山田裕貴)が偶然にもそれぞれ勝負デートに現れる!全てを察し、捜査の邪魔をしないよう必死に平静を装う二人だが、楽しかったはずのデートは、恥ずかしすぎる公開処刑の場に!さらに、店には何も知らない川合までやってきて……!?
源と山田の協力もあり、違法風俗店のオーナーの逮捕は無事成功。しかし、藤と川合の間には、どこかぎこちない空気が流れる。
翌日。川合は藤を避けるように隣の交番の応援勤務に出かける。一方、藤は、川合が桜ひき逃げ事件について知ったことを伊賀崎に聞く。
その夜。カップルの喧嘩の仲裁に入った藤は、いつもの藤らしからぬ対応で、制圧する際に負傷。藤の怪我を知り、心配せずにはいられない川合だが……。今までの藤の優しさの裏には、囮である自分がいなくなったら困るという下心があったのではないか、という思いを抱いてしまう。
そんな中、地元暴力団の犯罪防止のため、源と共に急遽パトロールに駆り出された川合。しかし、凡ミスから足を引っ張ってしまう。そんな時、川合の脳裏に浮かぶのは、いつも藤が親身に指導してくれていたことで……。さらに、源の話を聞いた川合は、藤がいつも川合の成長を自分の事以上に喜んでいたと知る。
川合と源は、休む間もなく自動車盗難事件の対応へ。資材置き場に突っ込んで身動きの取れなくなっている盗難車を見つける。そこに、藤と山田も到着し、4人で被疑者を確保しようとするが……。なんと、車から降りて来た男・青木の手には拳銃が握られていた!青木は銃口を川合に向けて威嚇!藤は迷わず拳銃を抜くと、青木に向ける!日本の警察官にとって拳銃発砲は一大事。その後の人生が変わるほどの行動を前に、藤を止めようとする源と山田だが……。
「危険と不安にさらされる住民と、大事なペアっ子の命。私の、残りの人生をかけるには、それで充分」
藤は川合を守るため、銃を構えたまま青木に迫っていく。その迫力に圧された青木は、銃がモデルガンであることを慌ててアピール!山田が青木を取り押さえ、事件は無事解決する。
その日。藤は、自分の口から、守護天使を捕まえる為に川合を利用したことを話す。それでも、川合と一緒にいるうち、守護天使が川合の前に現れて欲しくないと願うようになったこと、こんなきっかけでペアを組んだことを後悔していることを打ち明け、川合に謝る藤。その本音を知った川合は、藤が後悔するなら、その何倍もペアを組んでよかったと思える警察官を目指す、と藤を励ます。
川合は、自分の意思でもう一度守護天使の似顔絵作りに挑戦。完成した絵は、伊賀崎から見ても守護天使に似ていた。桜をひき逃げした犯人を捕まえるため、一丸となる町山署の面々。捜査は再び動き出した!
一方、隣の村川署には、一人の男が免許の更新に訪れていた。その顔は、川合が描いた似顔絵によく似ていて……。