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泣くな、はらちゃん

2013年1月期 土曜ドラマ
ストーリー

第1話

2013年1月19日放送

安い居酒屋で酒を飲み、クダを巻く男・はらちゃん(長瀬智也)。それが、はらちゃんの設定だ。はらちゃんが住んでいるのは、紙の中。彼は、漫画の主人公なのである。

漫画を描いているのは、かまぼこ工場で働く女性・越前さん(麻生久美子)。日々の生活で溜まった恨み辛みをこめて、日記代わりにこの漫画を描くときが、彼女にとってホッとできる時間なのだ。

恨み言ばかり言わされて、なんだかモヤモヤしていたはらちゃんは、自分たちの世界を作っている“神様”の機嫌が良くなれば、自分たちの住む世界がもっと明るくなると知る。

そしてある日、奇跡が起こる。

はらちゃんが現実の世界に飛び出したのだ。初めて見る、素晴しい現実の世界に一つ一つ感動しながら、はらちゃんは、一人の女性に恋をする。

そして、その女性こそ、自分たちの世界を作り出している“神様”・越前さんだった…!!

果たして、はらちゃんと越前さんの恋の運命は…??

 

第2話

2013年1月26日放送

「越前さんに会いたくて仕方がないんです」

はらちゃん(長瀬智也)は、漫画の世界に戻って来てからも、越前さんのことばかり考えていた。なんだか、どよーんとした雰囲気のはらちゃんに、漫画世界の面々もうんざり気味。

一方、越前さん(麻生久美子)は新作かまぼこのアイディア募集の告知ポスターを描くように命じられていた。渋々ポスターを描き始めた越前さんだが、「やるならちゃんとやれ!!」と清美(忽那汐里)に罵倒され、更には越前さんと清美のどちらのポスターが採用されるか勝負だと、一方的に宣戦布告されてしまう。

戸惑う越前さんの前に、再び現実世界へと飛び出したはらちゃんが現れる。越前さんに清美との勝負を受けるよう説得したはらちゃんは、「あなたが気になって気になって仕方がないんです」と、まるで愛の告白のような言葉を口にする。

「それは恋だよ」
そう、百合子(薬師丸ひろ子)に教えられたはらちゃんは…。

 

第3話

2013年2月2日放送

「越前さんと両思いになります!!」

そう宣言するはらちゃん(長瀬智也)だが、越前さん(麻生久美子)は、「私は恋なんかしません」と漫画ノートに書き綴る。

現実の世界に飛び出したはらちゃんは、まったく諦めることなく、越前さんと両思いになるべく奔走する。

一方、越前さんは、工場の新作かまぼこアイディア募集で、清美(忽那汐里)から勝負を挑まれていた。勝負に消極的で、すぐに諦めてしまうことを非難される越前さんだが、「諦めるのって悪いことじゃないと思います」と主張する。

そんな越前さんと両思いになる方法を、はらちゃんは百合子(薬師丸ひろ子)に聞く。越前さんに恋はまだ早いかもしれない、と言う百合子。「自分をもう少し好きになれないと、越前さんは恋に進めない。すぐに諦めちゃうし…」

そう聞いたはらちゃんは…。

 

第4話

2013年2月9日放送

「この世界は…越前さんが描いている漫画の中なんです」

自分の住む世界が漫画の中だと気づいたはらちゃん(長瀬智也)。しかし、そんなことを言われても理解のできない漫画世界の住人達は、はらちゃんの言うことを全く相手にしてくれない。越前さん(麻生久美子)に聞いてみようと決意したはらちゃんは、再び現実の世界に飛び出すチャンスを待つしかなかった。

一方、現実の世界ではもうすぐバレンタイン。そわそわしている田中くん(丸山隆平)や清美(忽那汐里)の中、越前さんも、はらちゃんの事が気になっていた。

そんな心の中を百合子(薬師丸ひろ子)に見抜かれてしまった越前さんだが、再び現れたはらちゃんにも素直になれず、ついつい突き放してしまう。

そんな中、越前さんが風邪で仕事を早退したと聞いたはらちゃんは…。

 

第5話

2013年2月16日放送

自分が漫画に描いたチョコを持って現れたはらちゃん(長瀬智也)を目の当たりにして、ついに、はらちゃんが漫画の中の人物だという事を知ることになる越前さん(麻生久美子)。

簡単に信じられる話では無いのだが、実際に目の前でノートから飛び出したり消えたりする はらちゃんの姿を見て、戸惑う越前さん。「少し一人で考えさせてください! ごめんなさい!」と、ノートを開いてはらちゃんを漫画の中に帰してしまう。

再びはらちゃんが現実の世界に飛び出してきても、越前さんは田中くん(丸山隆平)と玉田(光石研)にはらちゃんを預け、そそくさと去って行ってしまう。

そんな中、はらちゃんと共に現実世界に飛び出していたマキヒロ(賀来賢人)は、偶然出会った清美(忽那汐里)に一目惚れ。自分の事を綺麗だと言ってくれるマキヒロに清美は…。

一方、玉田から「キス」というものを教えられたはらちゃんは…。

 

第6話

2013年2月23日放送


「越前さん、私と結婚しましょう!!」

ついに、はらちゃん(長瀬智也)の事が好きだと告白した越前さん(麻生久美子)だが、突如かまぼこ工場の「工場長代理」を押し付けられ、再び不満が最高潮に。

久々に溜まったストレスを、漫画にぶつけようとする越前さんは、何となくはらちゃんを描きにくく、ユキ姉(奥貫薫)を主役に漫画を描く。

おざなりにされたはらちゃんはショックを隠しきれない。また、たまちゃん(光石研)に出番を奪われた笑いおじさん(甲本雅裕)も怒りを爆発させ、漫画世界は乱闘にも似た大喧嘩となる。

そんな中、清美(忽那汐里)が越前さんのもとへ、「マキヒロ(賀来賢人)に会わせて」と頼みにくる。

夜のかまぼこ工場ではらちゃんとマキヒロを呼び出すと、清美はマキヒロと、越前さんははらちゃんと、それぞれにデートへ向かう。

そしてそのデート中、はらちゃんは突然、「結婚しましょう、越前さん」と切り出すが…。

 

第7話

2013年3月2日放送

「私は、越前さんを苦しめたくありません」
そう言い残し、自らノートを開いて消えていったはらちゃん(長瀬智也)。

そんな中、越前さん(麻生久美子)が机にしまった漫画ノートは、間違えて古紙回収トラックに積み込まれ、遥か遠くの古紙回収工場へ…。

工場での大きな揺れで、再び現実の世界に飛び出したはらちゃん。そして、その横には、一緒に飛び出して来た漫画世界の仲間達が勢揃い。

「いらなくなった雑誌や漫画を、バラバラにするところ」だと工場の人から説明された、地獄のような場所で、不安や恐怖と闘いながら、越前さんのもとへ帰るべく、はらちゃん達の大冒険が始まった!

ここがどこかも、帰り方も分からず、途方に暮れながら越前さんのもとを目指すはらちゃん達は、一人のお父さん(安田顕)と出会い…。

 

第8話

2013年3月9日放送

現実の世界にとどまった、はらちゃん(長瀬智也)と漫画世界の仲間たちは、越前さん(麻生久美子)の家で一緒に暮らす事に。越前家の食卓は朝から大騒ぎ。

越前さんがかまぼこ工場に出勤すると、突然パートさんたちが全員休むと連絡が入る。当日の発注を受けてしまった越前さんは、どうしても人手が足りないと、はらちゃん達に助けを求める。

「皆さん、神様を助けにいきますよ!!」
はらちゃん達は、大張り切りでかまぼこ工場へと向かう。

はらちゃん達が工場から帰ると、越前さんの家の前には百合子(薬師丸ひろ子)の姿が。

そして、百合子を見たユキ姉(奥貫薫)は、何故か怒りを隠しきれない表情に。
「私は、私たちは、あいつに殺されたんだ…」

百合子とユキ姉の過去を知ったはらちゃんと越前さんは…。

 

第9話

2013年3月16日放送

現実の世界には、暗く、恐ろしく、悲しい一面もあると知ってしまった、はらちゃん(長瀬智也)と漫画世界の仲間たち。

「もとの世界に帰りたい」と言い始める仲間もいる中、「それでも、私はこの世界の人間になりたいです」と主張するはらちゃん。

一方、百合子(薬師丸ひろ子)は町を出ようとしていた…。それを知った越前さん(麻生久美子)は、百合子を止めようと走り出す。

そしてある日、サッカーボールで遊んでいたはらちゃん達は、ボールを悪い人にぶつけてしまい…。

 

第10話

2013年3月23日放送

「はらちゃん、私たちは両思いです」
そう言って、はらちゃん(長瀬智也)たちを漫画の世界へ帰し、さらに自分自身をノートに描き、漫画世界へと行ってしまった越前さん(麻生久美子)。

心配した百合子(薬師丸ひろ子)が越前さんを呼び戻そうとするが、現実の世界に帰りたくない越前さんは、漫画世界に留まろうとする。

心配する漫画世界の面々に、「私なんかいなくても、あの世界は何も変わらないんです」と、悲しげに微笑む越前さん。

「そんな越前さんは好きではありません」
自分の世界を、そして自分自身を好きになろうとしない越前さんに、はらちゃんはそう告げると、再び揺れ始めた漫画の世界から、越前さんを現実の世界に連れ出そうとする。

はらちゃんと越前さん、二人の恋の行方は…?

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