検定ナンデス!

2012.07.06
このコーナーは世の中に1000種類以上あるといわれている資格・検定試験の問題から
「生活の役に立つ」ものをピックアップしてご紹介します。
今回のテーマは「家事検定」。※主催 家事検定実行委員会
「家事検定」とは「料理」「洗濯」「掃除」など、家事にまつわる7つの分野の知識を問う検定試験。
(但し、「家事検定」の次回開催予定は今のところありません。)
 
【第1問】
料理用語で「ひたひたの水」は、次のうちどれ?
A:材料がすっかり隠れるくらい
B:材料の頭が少し出るくらい
C:材料が水から出ないくらい
<正解>
B「材料の頭が少し出るくらい」
「ひたひたの水」は材料の頭が少し水から出るくらいの量が目安。
材料が水から出ないくらいの量は「かぶるくらいの水」。
材料がすっかり隠れて水の中で泳ぐくらいの量を「たっぷりの水」と表現する。
 
【第2問】
1本まるごとの大根。辛みはどの部分でも同じ?
A:どの部分も均等
B:上の方が辛い
C:下の方が辛い
<正解>
C「下の方が辛い」
大根は下の方(根っこの方)に行くほど辛味が増す。
煮物や大根おろしにすると辛くなりがちなので、漬物や味噌汁の具にするなど
使い分けをするとよい。
 
【第3問】
気になる防虫剤のにおいをとるには?
A:アイロンのスチームをあてる
B:ドライのアイロンをかける
C:ドライヤーの温風をかける
<正解>
A「アイロンのスチームをあてる」
2~3cm離してスチームをあてると、においの粒子が蒸気と結びついてとれる。
ゆっくりと全体にかけるのがコツ。
 
【第4問】
塩鮭や数の子の「塩抜き」。正しいのは、どれ?
A:真水に浸す
B:酒に浸す
C:塩水に浸す
<正解>
C「塩水に浸す」
塩鮭やわかめ、数の子といった塩蔵品は、薄い塩水に浸すのが正解。
水だけだと旨味まで逃げ出してしまったり、表面が水っぽくなってしまうが、
塩水だと、旨味を薄めずに塩だけを抜くことができる。
 
【第5問】
「和牛」と「国産牛」の説明で、間違っているのは?
A:どちらも日本育ち
B:海外生まれの国産牛もある
C:どちらも日本生まれ
<正解>
C「どちらも日本生まれ」
「和牛」と表されるのは、食肉専用に飼育された黒毛和種などの4種のみ。
(その他…褐毛和種・日本短角種・無角和種)
「国産牛」は、一番長く飼育された場所が日本である牛のこと。
だから、生まれたのは海外、育ったのは日本という場合もある。
 
【第6問】
ふとんのダニを除去する効果が最も高いのは?
A:天日で干す
B:ふとん叩きでしっかり叩く
C:掃除機をかける
<正解>
C「掃除機をかける」
天日で干すのは基本だが、ふとん内が50℃以上にならないとダニは完全に
死滅しない。強く叩くとダニは死ぬが、いずれも死骸が残る。
残らず除去するには掃除機で吸い取ること。
吸い込み口にストッキングをかぶせると布地が吸い込まれず便利。
 
【第7問】
焼き魚と付け合せの大根おろし。盛り付けで正しいのは?
A:焼き魚の手前に大根おろし
B:焼き魚の上に大根おろし
C:焼き魚の奥に大根おろし
<正解>
A「焼き魚の手前に大根おろし」
和食では大きなものが奥、小さなものが手前とうのが基本。
大根おろしは魚の手前、真正面ではなく右手前が正しい位置。
ちなみに、洋食ではナイフとフォークで切り分けやすいように
手間にメインの肉や魚、奥に付け合わせの野菜などを盛り付ける。