西出ひろ子先生の「大人のマナー講座」

2013.07.01
【第1問】 ご飯をおかわりするとき、少し残したまま、店員にお椀を渡した○か×か?
 →○
 お椀に少量のご飯を残して渡すことで「まだ食事が終わっていない」という意味と
 「おかわり」というサインになります。
 食事の所作は、言葉に出さずにお店の方と理解し合うこともマナーです。
 
 
【第2問】 結婚式の招待状、正しい返信の書き方は?
 →御出席・御欠席・御芳名・御住所など自分への敬語にあたる
  「御」の文字を消さないということが一番のNG!
  自分の行動や名前に敬語を残しておくのはおかしいですから、ちゃんと消しましょう。特に、名前の部分では「御」だけではなく「芳」の字も消すことを忘れないようにしてください。また、文字を消す時 離婚を連想させる×は使わないようにしましょう。「失敗」を連想する塗りつぶしもNGです。
 
 
【第3問】 食べ終わった後の割りばしを元の袋に戻した
 →食べ終わった後の割りばしは元に戻すべき
  和食のマナーとしては元通りにするという原則にのっとり、割りばしも袋に入れます。その際、袋の端を三角に折ることが大切!これが「使用済みの割り箸です」というサインになります。
 
 
【第4問】 焼き魚に添えてあった、輪切りのレモンを、搾ってかけた
→「輪切りの場合絞らずに香りを移すのがマナー」
 輪切りのレモンは、絞ってかけないのがマナーです。
 果汁を搾ってかけてしまうと、せっかくパリパリに焼いた魚の皮がべちゃっとしてしまう上、レモンの味が強く出てしまいます。搾らず、箸で持って魚にとんとんと当てて香りを移すようにしましょう。輪切りではなく、半月切りなどになっているものは絞ってかけてOKです。