予防の間違い探すンデス!

病気の予防に関する様々な常識。
しっかりと予防すれば防げるかもしれない病気やケガ・・・
しかしその予防法で"あたりまえ"と思っていたことが実は間違いかも!?
意外と知られていない正しい予防法を
普段の生活の一コマを描いた再現ドラマの中から出題される
○×クイズに答えて学ぶコーナー!

【出演者】
桃井かおり?(椿鬼奴) 

 

【ご出演いただいた先生】
皮膚科医
髙橋 栄里 先生

 

【テーマ】
ダメージヘア対策

 

〈問題①〉
Q:シャンプー前に髪をとかす 正しい?間違い?
A:○ 正しい
ブラッシングをすることで、頭皮についた汚れを浮かび上がらせたり
髪についたホコリや汚れも落としてくれる効果がある。
さらに髪のもつれをとっておくことで
シャンプーの泡が全体に行き渡りやすくなると言われています。

 

【先生おすすめのシャンプー前にやっておくと髪のダメージを抑えてくれる方法】
シャンプーをする前に「予洗い」をする。
「予洗い」というのはお湯だけで髪を洗うこと。
頭皮を温めるように、頭全体をお湯で洗うことで
毛穴が開き、余分な皮脂が落ちやすくなると言われています。

〈問題②〉
Q:寝るときに髪を縛ると髪が傷む 正しい?間違い?
A:× 間違い
健康な髪の毛であれば、ゆるく結ぶ程度であれば特に傷むことはありません。
大切なのは、睡眠の質。
寝不足が続くと、ホルモンバランスが乱れやすくなり
成長途中の髪の毛が抜けたり、健康的な新しい髪の毛が生えにくくなると言われています。
  
髪が引っかかって眠りにくい場合は、
髪をゆるく縛って、ぐっすり眠った方が健康的な髪につながります。

〈問題③〉
Q:ドライヤー前に濡れた髪をとかす 正しい?間違い
A:○ 正しい
お風呂上がりの髪の毛を、タオルでふいただけでは
濡れた髪がくっついたり、絡まったり、毛が束になってしまいがちです。

束状態にまとまった髪はなかなか乾きにくく、ドライヤーの熱を長く当ててしまうことに。

しかも濡れた髪は、熱で傷みやすいため、
素早く乾かせるよう髪の絡まりを取るのが肝心なんです。

 

【先生おすすめのドライヤー前のブラッシングに使うクシ】
濡れた髪の毛はキューティクルが開いている状態。
そのキューティクルを傷つけてしまうため、目の細かいクシはNG。
目が荒く、太いクシを使うのがオススメなんだそう。

 

【先生おすすめのドライヤーのかけ方】
髪を乾かした後、最後に冷風でブローすること。
髪のキューティクルは冷えると閉まる傾向にあるため、
仕上げに冷風でブローすることで、ツヤのある綺麗な髪の毛になると言われている。

〈問題④〉
Q:トリートメントはしっかりすすぐ 正しい?間違い?
A:× 間違い
トリートメントは、主に髪の内部を補修し、髪の表面をつるつるに補修する効果も
期待できますがこの時すすぎすぎてしまうと、せっかくつけたトリートメント成分が
全て落ちてしまい、効果が十分に発揮されません。

先生によるとすすぎの目安は、
トリートメントをつけた時のぬるぬる感がなくなり、
手で触ると髪がするする滑るくらいとの事です。

〈問題⑤〉
Q:ヒジキやワカメを食べると髪がフサフサになる 正しい?間違い?
A:× 間違い
ヒジキなどに含まれるミネラルは、髪の健康には欠かせない栄養素の一つです。
しかし、ヒジキばかり食べていても、髪がフサフサになるということはありません。

髪の毛は「ケラチン」という、タンパク質を一度分解し
ビタミンとミネラルを使って再合成したものでできています。

ひじきなどの海藻類は、ミネラルは十分ですが、
他の栄養が不足し、十分な量のケラチンを作れないため、
これだけで髪がフサフサになるわけではありません。

 

【抜け毛を気にする方におすすめの飲み物】

豆乳。

豆乳に含まれる「イソフラボン」には、
髪を抜けやすくする男性ホルモンの働きを抑える
女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きがあります。

ただし、豆乳だけ飲めばいいということはありません。
バランスの良い食事を心がける事が大切です。