予防の間違い探すンデス!

2019.06.20|生活情報

予防に関する様々な常識。
しかしその予防法で"あたりまえ"と思っていたことが実は間違いかも!?
意外と知られていない正しい予防法を
普段の生活の一コマを描いた再現ドラマの中から出題される
○×クイズに答えて学ぶコーナー!

 

【出演者】
 和田アキ子?(Mr.シャチホコ) 

 

【ご出演いただいた先生】
 農林水産省 消費・安全局 食品安全政策課
 堀部敦子 さん

 

【テーマ】
 食中毒

 

〈問題①〉
Q:食食中毒対策として冷蔵庫のドアポケットに卵を保存する。 正しい?間違い?
A:× 間違い
冷蔵庫のドアポケットは実は開閉のたびに温度変化が大きい場所。
冷やされた卵が外の温かい空気に触れると卵の表面が結露。
その水分と一緒に雑菌が卵の中に入ってしまう事があります。
対策として温度変化の少ない冷蔵庫の奥などに置くと良い。

 

〈問題②〉
Q:お弁当は菌が付着しないよう完成したらすぐに密閉する。  正しい?間違い?
A:× 間違い
菌が繁殖する条件は主に3つ。水分・栄養・温度です。
これらの条件がそろうと菌は爆発的に増えてしまいます。
出来たてのお弁当は蓋を閉めるだけで増殖の条件が揃ってしまいます。
その対策として、お弁当は十分に冷ましてから。
さらに持ち運ぶ時は保冷剤などで冷やすのがおすすめです。

 

〈問題③〉
Q:常温保存していた残り物でも十分に加熱したら食べられる 正しい?間違い?
A:× 間違い
菌の中には加熱では死なないものもいます。
ウェルシュ菌という菌は芽胞とよばれるバリアのようなものを張り
一度芽胞を作ると100℃で6時間加熱しても耐えるほどに熱に強くなります。
調理後は早めに食べきり、残りを保存する場合は常温で放置せず
速やかに粗熱を取って冷蔵庫に入れましょう。

 

〈問題④〉
Q:食中毒対策として生野菜を浅漬けにする 正しい?間違い?
A:× 間違い
漬物のなかでも、特に浅漬は、加熱や発酵の工程がなく、
食中毒の原因となる細菌は殺菌できません。
ご家庭で生野菜や浅漬けを調理する時は、
野菜を流水で十分洗い、水気をしっかり切りましょう。