どっちが正しい?
"あたりまえ"と思っていたことが実は間違いかも!?
この時期知っておきたい秋食材の見分け方を
2択クイズに答えて学ぶコーナー!
<ご出演いただいた先生>
株式会社澤光青果 仕入本部バイヤー
宮下友幸 先生
<監修していただいた先生>
東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 課長
濱裕宣 先生
<テーマ>
秋食材
【問題①】
問題:より甘くて美味しい柿の見分け方はヘタと果実の間を見れば良いのですがどちらがいいでしょう?
A)隙間があるもの
B)隙間がないもの
答え:B)隙間がないもの
ヘタと果実の間に隙間がない柿は甘くて美味しい柿の証拠
一方で隙間があるものは栄養がうまく行き届かず甘さが不十分なものも
【問題②】
問題:より甘くて美味しい焼き芋はどっち?
A)端の断面が黒いもの
B)ヒゲのくぼみが深いもの
答え:A)端の断面が黒いもの
より甘くて美味しい焼き芋は端の断面が黒いものです。
黒いものの正体...実はサツマイモに含まれている蜜なんです。
糖度が高い焼き芋は切り口や根の部分から蜜が溢れでていることがあるんです。
これは生のサツマイモでも同じなので焼き芋やサツマイモを選ぶ時は
蜜が付いているかどうかもチェックしてみるといいでしょう!
【問題③】
問題:より鮮度がよく美味しい生椎茸の見分け方はカサを見ればいいのですがどちらでしょう?
A)カサが綺麗に開いている
B)カサがあまり開いていない
答え:B)カサがあまり開いていない
より鮮度がよく美味しいしいたけは... カサがあまり開いていないしいたけです。
しいたけはカサが開くに従って胞子が成熟し、順次ヒダから落下していきます。
カサが開ききったしいたけは多くの胞子が落下してしまっている為、
痛みやすくなるんです。
その為、保存するときも胞子が落ちないよいにヒダが上を向くようにするといいでしょう。
【問題④】
問題:より柔らかくて美味しいにんじんの見分け方は芯を見ればいいのですがどちらがいいでしょう?
A)芯が大きい
B)芯が小さい
答え:B)芯が小さい
より柔らかくて美味しいにんじんは... 芯が小さいにんじん です。
芯がにんじんの大きさに対して細いものほど、繊維質が少ないので食感がやわらかく
美味しいにんじんなんです。
栄養価で見ても芯が小さい方がいいんです。
芯が大きい方が栄養が蓄えられるのではと思われがちですが、
芯が大きいとその分葉に養分を取られてしまい栄養価も少なくなってしまうのです。
他にも、にんじんを買う時にチェックしたいこんなポイントが!
袋詰めて売られているにんじんの中には袋に水滴が付いているものが
これは収穫から時間が経ちにんじんの水分が抜けてしまっている場合も
にんじんを買う時は袋もチェックするといいでしょう!
【問題⑤】
問題:より甘くて美味しいかぼちゃの見分け方は種を見ればいいのですがどちらがいいでしょう
A)種が大きい
B)種が小さい
答え:A)種が大きい
より甘くて美味しいカボチャは...種が大きいものです。
種が小さいかぼちゃがまだ未熟な時に収穫をした物。
甘さやホクホク感にかけてしまいます。
逆に種が大きくてふっくらしているものはカボチャが熟しているというサイン。
甘くて美味しいかぼちゃの証拠なんです。
【問題⑥】
問題:生栗を保存する際に甘さをより増やすのはどっち?
A)レンジで一度温める
B)冷蔵庫で冷やす
答え:B)冷蔵庫で冷やす
栗の甘さをより冷やすには冷蔵庫で冷やすです。
栗は秋に実を落とし春の発芽に備えるため、寒い冬の時期にでんぷんを糖分に変えます。
温度が0度前後になる冷蔵庫のチルド室で栗に「今が冬だ」と思い込ませることで
3日で糖度が約2倍にも増えるんだそうです。
冷やす時は乾燥をしないように袋に入れましょう。
また湿気に弱くカビが生えやすくなるので、長期間保存する場合はチェックを忘れずに!
★街頭インタビューにご協力いただいた皆様、ありがとうございました★