知っ得情報ナンデス!

2011.12.06|コーナー情報
今回のテーマは冬野菜の王様「白菜」。今が旬の白菜がさらに甘くなるウラ技を大公開!
 
【先生】
野菜ソムリエ・管理栄養士 岸村康代さん
 
『白菜について』
白菜は英語で「チャイニーズキャベツ(Chinese Cabbage)」
つまり「中国のキャベツ」と呼ばれていて原産地は中国。日本人にとってはなじみ深い野菜だが日本には明治初期に伝わってきた野菜で比較的新しい野菜です。
 
『白菜の旬』
11月下旬から2月ころ
 
~知っ得ポイント その1『保存方法』〜
白菜の甘みをアップさせるためには「なるべく寒いところで保存する」
白菜は寒くなると甘くなるため、新聞紙などでくるんで冷蔵庫で保存するのが一番!
 
さらに!
「冷蔵庫の中で立てておくと白菜は甘くなる」
白菜は周囲の温度が低くなると凍らないように細胞内に含まれるでんぷんを糖に変えます。野菜は収穫後も生きて呼吸をしていて、冷蔵庫などで低温で保存すると白菜の中にあるでんぷんが
糖に変わって甘くなります。
ところが寝かせておくと立ち上がろうとして
エネルギーを消耗するので甘みも少なくってしまいます。
 
~知っ得ポイント その2『食べ方』〜
白菜は食べ方一つでも甘さが変わってきます。
白菜に含まれる甘み成分は、白菜が育つための栄養素は、一番外側の葉っぱで作られ中心部に送られます。
そのため、白菜は「中心部分が一番甘い」んです。
 
★白菜全体を甘くする方法★
「中心を取って先に食べてしまう」
中心部がなくなってしまうと、甘み成分を送り込む場所がなくなるので、甘み成分がそのまま葉っぱに蓄積されるます。
そのため、中心部を取り去って、3日程度置くと葉っぱ全体がどんどん甘くなっていきます。
※温度や湿度などの違いにより日数が異なる事が。あまり長く置くとしなびてしまう可能性があります。