節約のため、とにかく1円でも安い店を選んで買い物。
そして電気代節約の為、どんなに暑い日も、エアコンは我慢。
 近所の奥さん 「ランチするんだけど、一緒にどう?」
 今日子 「せっかくですけど、私は…」
結婚して以来10年間、
節約に節約を重ねてあの100万円を貯めたのだった。
 祐司 「1万や2万ならまだしも、100万だぞ。
     これは立派な財産だ。2人で分けるのが当然だろ」
 今日子 「いやよ! このお金を溜めるのに、
      あなたに迷惑をかけた覚えはないもん」
確かに、祐司には、ささやかながら贅沢もゆるし、
小遣いだってサラリーマンの平均より多く与えていた。
 祐司 「このヘソクリは、もともと俺が稼いだ金だ!
     おれに半分よこせ!」
 今日子 「いやよ!絶対渡さない!」
果たしてヘソクリ100万円は妻のものか?
それとも半分ずつ分けるのか?
 
  妻のもの  
  半分ずつ