そして1週間後。
 部長 「立花!!町田!!取引先からサンプルが
     届いてないとクレームがきたぞ」
手違いで、重要なサンプルが期日までに
取引先へ届かなかったというのだ。
 立花 「あのサンプルの手配は君が・・・」
 久美子 「あなたが最終確認したじゃない!」
 上司 「もういい!先方は、もうウチとは
     取り引きしないと言っている!」
2人のミスのせいで取り引きは中止になってしまった。
 久美子 「部長、すみません・・・」
 立花 「(心の声)なんだよ、泣きゃいいと
     思いやがって・・・」
そんな立花に追い討ちをおける悲劇が!!
数日後・・・
 立花 「え〜っ転勤!?」
何と、立花に関連会社へ出向の辞令が・・・
これは先日のミスによる左遷であることは明らか。
ところが・・・
 立花 「あれ?あいつは何もなしかよ」
同じミスをしたにも関わらず、久美子は一切お咎めなし。
 久美子 「今度ゴルフ教えて下さい」
これには当然、納得がいかない。
 立花 「部長、どうして僕だけが異動なんですか?」
立花は不公平な人事に文句をつけた。ところが・・・
 部長 「お前はミスをしたうえに、上司の
     人事にケチまでつけるのか」
 立花 「だって、これは明らかにえこひいきでしょ」
 部長 「お前がミスをしたことには違いなんだよ」
 立花 「でも彼女も同じように左遷されないのなら、
     これは不当だ!訴えてやる!!」
果たして、立花だけが左遷なのは不当なのか?
 
  不当  
  不当ではない