ある日のこと。
仕事が終わり、会社から出てくると…
 理恵 「あなた!」
 雅彦 「えっ、理恵!?何でこんな所にいるんだよ?」
 理恵 「あなた、今日女の子に『かっこいい〜』とか言われて
     デレデレしてたでしょ!!」
 雅彦 「えっ!?」


確かに今日…
 OL 「田中さんって、いつもカッコイイですよね〜」
 雅彦 「ホントに!?うれしいな〜」
という話をしたのだが…


 雅彦 「だけど、何でお前がそんな事知ってるんだよ。
     まさか…」


なんと、雅彦の胸ポケットに入っているペンに
盗聴器が付いていたのだ!!
 雅彦 「お前!!」


実は1週間前…
 理恵 「あなた、これ、誕生日プレゼント」
 雅彦 「おー、ありがとう!」
 理恵 「肌身離さず持っててね」
盗聴器の付いたペンをプレゼント。


実はこの盗聴器、100メートル以内なら、
かなりの感度で盗聴できるため、
雅彦の会社の近くまで行き、会話を盗聴していたのだった。


 雅彦 「いい加減にしろよ!盗聴するなんて異常だぞ!!」
 理恵 「だって、あなたが浮気をしていないかどうか心配で…」


 雅彦 「そんなに俺が信用できないんだったらな、離婚だ!!」
 理恵 「いいえ、絶対離婚はしませんからね!!」
果たして、夫のあらゆる行為を疑り、盗聴器まで仕掛ける妻と離婚できるか?


 
  離婚できる  
  離婚できない