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博史 「で、祥子、俺らの貯金は、1000万。
夫婦きれいに折半ということで500万ずつでいいよな?」
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通常、夫がサラリーマン・妻が専業主婦、二人の貯金が1000万円の場合、
離婚の際の財産分与は半々になることが多い。
博史も、通常通り財産の折半を主張してきた。
ところが!!
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祥子 「はぁ?何寝ぼけたこと言ってんの?
貯金はほとんど私のお金じゃない!
なんで、折半しなきゃならないのよ!」
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確かに斉藤家ではキャリアウーマンとして第一線で働く
祥子の収入が大部分を占めていた。
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夫・博史が、稼いだのは1000万円のうち、
せいぜい50万円がいいところ。
博史 「稼いだ額は君の方が圧倒的に多いけど、
二人でためてきたお金じゃないか!」
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祥子 「あのさ!あなたなんて、
ただ土こねていただけじゃない!」
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博史 「土こねてただけだと!お前の仕事のグチとか悩みを聞いたおかげで
こんなに貯金できたんじゃないか!」
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祥子 「家事だって私が半分やっていたし、
そんな事で財産半分なんて虫が良すぎるわよ!」
博史 「いいや!財産の半分は絶対にもらうからな!」
果たして、妻の方が圧倒的に収入が多くても財産を折半するのか?
それとも妻が多く貰えるのか?
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