茂 「内縁の妻?オレたち結婚どころか、婚約すらしてないんだぜ!」
 美穂 「何言ってるのよ!今までの付き合い、考えてみなさいよ!」

確かに、美穂は…
 美穂 「ゴハンできたわよ〜」
 茂 「うまそうだな〜」
 美穂 「明日、出張でしょ?着替えの用意しとくね!」
 茂 「いつも悪いな」

婚姻届は出していないものの、毎日の食事から身の回りの世話まで、
妻と同様の働きをしていた。
さらに!

 茂 「今、一緒に暮らしている彼女なんだ」
 美穂 「お父さん、はじめまして、美穂と言います」
 茂の父 「娘ができたみたいで、何だかテレるな〜」
茂の両親にも紹介されていた。

 美穂 「条件は十分、満たしてるはずよ!私は内縁の妻になるはずよ!」
ところが、茂にも言い分が!

 茂 「お前さぁ、大事なこと忘れてねぇか?
    オレのプロポーズを何度も断ってたのはお前じゃねえか!」

そう、茂は度々美穂にプロポーズしていたのだが…
 茂 「結婚しないか?」
 美穂 「結婚なんてさぁ、届けを出すか出さないか、それだけのことでしょ。
      私たち愛し合ってるんだし、今のままで別にいいんじゃない?」
 茂 「まぁ、そうだけどさぁ」

 

美穂は交際を続けていくつもりはあったものの、
届け出を出すことを決意できず、
プロポーズを断り続けてきた。

 茂 「お前は、オレの妻になる気がないから、プロポーズを断ってきたんだろ!
    お前はただの同棲相手だ!」
 美穂 「冗談じゃないわ!私は絶対に内縁の妻よ!」
果たして、5年間同棲していた女性は内縁の妻と認められるのか?

 
認められる
認められない