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店員 「追いかけましょう!」
剛 「あ、はい」 |
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急いで犯人を追いかけた二人。しかし・・・
剛 「くっそ〜、なんて逃げ足が速いんだ」
犯人を完全に取り逃がしてしまった。 |
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すると・・・
店員 「お客さん、かわいそうだけど、
1万円は諦めるしかないね。」 |
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剛 「えっ?あのお金、オレが盗まれたことになるんですか?」 |
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店員 「そうですよ。
だって、まだこっちはお金受け取ってないですもん」 |
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剛 「いや、オレはちゃんと払いましたよ!
カウンターに1万円、置いたじゃないですか」
確かに剛はカウンターに一万円札を置いた。しかし… |
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店員 「ちょっと待って下さい、私はまだ受け取ってないんですよ」
剛 「でも、カウンターに置いた瞬間、
あのお金はお宅に払ったことになるでしょ!
だから、盗まれたのはそっちのお金です。」 |
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店員 「いや、あれはお客さんの不注意だよ!
盗まれたのはお客さんのお金です!!」
果たして、盗まれた1万円は、店または客、どちらの責任になるのか? |
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