そう、直行は気の強い典子に逆らえず、
 典子 「じゃあ、私出かけてくるから、家事よろしくね」
散々、家事に協力させられてきたのだ。

例えば、
 直行 「ヤバイ!また今日も遅刻だ」
 典子 「ちょっとあなた、ゴミ出し忘れてるわよ」
 直行 「でも、会社に…」

 典子 「いいから…」
 直行 「はい…」
 典子 「もうひと眠りしよっと」
ゴミ出しはいつも直行が担当。

 典子 「たかがゴミ出しくらいなによ!」
 直行 「じゃあ、トイレ掃除はどうなんだ!
     さすがにこんなことまで夫にさせる妻はいないだろ」
そう、トイレ掃除も夫・直行が担当。

さらに!
 直行 「どんなに辛かったと思うんだ!
     毎日、夕飯の買い物に行くことが!」
毎日の夕飯の買い物も夫・直行が担当。

他にも自分のワイシャツにアイロンをかけるなど、
確かに普通の夫に比べて、家事の負担はかなり大きい。

 直行 「オレが家事をやってきたことで、
     専業主婦のお前はずっといい思いをしてきたじゃないか!
     その分、慰謝料は減額してもらうからない!」

 典子 「そんなことで慰謝料が安くなるわけないでしょ!
     慰謝料は通常通りいただくからね!」
 直行 「いいや、減額だ!」
果たして、家事に協力的だった夫が払う慰謝料は、いくら安くできるのか?

 
弁護士軍団の見解は!?