北村弁護士の見解

違法ではありません。
二つ理由があります。
一つは、すでに部下にも採用試験を受けたと言うことが知られています。
この人は主任なんですね。
どんな会社でも部下を統率しようとすれば求心力が必要なわけです。
この人はもうこの会社に見切りをつけて他の会社に
今まさに転職しようとしている人なんですね。
その人が求心力を持って部下を統率するのは非常に難しい。
上司として適格性を欠いています。それが一点。
もう一つは、会社って言うのは常に企業秘密を持っています。
この人は主任ですけれどもヒラと主任では会社の持ってる企業秘密。
例えば近い将来どういう戦略でこの会社がライバル会社に戦って勝って行けるか。
そういう秘密をもってる度合いが上に行けば行く程高いわけです。
その中枢から企業秘密から遠ざけるのは当然なわけです。
これは企業としては当然の行為なんです。適法です。

−住田弁護士の反論を受けて−
降格が非常に重要なやり方なんですよ

−本村弁護士の反論を受けて−
理由が抽象的で説得力がない。
もう一度言いますとね。
他社に転職して自分が頭角を表そうとしたらどうするんですか。
ライバル会社に自分は居たわけだからライバル会社にいて、
この会社に必要な情報を使おうとするんですよ。
これ人間だったら当然するんです。
そういう危険性のある人間なんだ。
キャッチャーがですよ。
転職して別のチームに行って、そのチームのサインを全部伝える事になれば、
これは全部サイン代えなきゃいけないわけ。
野球チームであればサインを代えればすむけれども、
会社はそうはいかないんだよ。

−島田紳助から「仕事内容も大きいのでは?」と質問を受けて−
どういう仕事に携わっていたか、まさにそれが重要だと思います。僕は。


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