「夫が立候補すると言い出した時…妻はどうする?」

今回の相談者は主婦の沢田陽子(30歳)さん。
 陽子 「いってらっしゃい」

 弘司 「あ、そうだ今日も会議長引きそうだから遅くなるわ」
夫・弘司は一流企業に勤めるエリートサラリーマン。
十分な収入もあり、陽子は専業主婦として家庭を守っていた。

 陽子 「とっても優しいし、ホントにいい人選んだわ」
だが、この幸せな生活がもろくも崩れさる出来事が起きる!

ある日の事…
 弘司 「陽子、ちょっといいかな?」
 陽子 「何よあらたまって、どうしたの」
そして、弘司の口から驚きの言葉が!

 弘司 「俺、今度の市長選挙に立候補しようと思う」
 陽子 「えっ!?」
なんと選挙に立候補しようというのだ!

 陽子 「いきなり何言いだすのよ!」
 弘司 「俺が今までこの街の事を思って
      色々やってきたのをお前も知ってるだろ!」

確かに弘司は…
 弘司 「ほら、君たち!
      こんな所にたむろしてないで家に帰りなさい」
日頃から地域のために頑張ってきた。

 弘司 「より良い街にするにはボランティアじゃ限界があるんだ!
      だから俺は市長になる!」
やる気満々の弘司。だが…

 陽子 「何、バカな事言ってんのよ!
      あなたが勝てるわけないじゃない!」

そう、今回の市長選は既に有力候補が出馬している。
弘司が出馬しても勝ち目はない。

 陽子 「それに仕事はどうするのよ?」
 弘司 「もちろん辞める!」
つまり、沢田家の収入はゼロになる!

 弘司 「それに、当然お前にも手伝ってもらう」
 陽子 「はっ!?私も頭下げて回れって言うの?冗談じゃないわよ!」
 弘司 「政治家の妻になるんだから当然だろ」
弘司は陽子に、一緒に選挙を戦って欲しいと主張。
しかし…

 陽子 「私たちの生活はどうするのよ?
      子供も私立の小学校に入ったばかりだし、
      無職じゃ家のローンも返せないじゃない!絶対、ムリ!」

 弘司 「スマン!俺と一緒に戦ってくれ!」
何を言っても考えを変えない弘司についに…

 陽子 「だったら離婚よ!」
 弘司 「な、なんだと!夫を支えるのが妻だろ」
 陽子 「離婚して下さい!」
果たして夫が選挙に立候補する事を理由に離婚できるのか?

 
離婚できる
離婚できない