遭難救助の費用は、全て無料なので、請求されないんです。

< 菊地弁護士の解説 >
街中で何か、事件事故があった場合、警察が出て行ったり、
消防が出て行ったり、これ、お金請求されないですよね。
山で遭難があったときに、通常は地域の県警や消防に
１１０番や１１９番が入ります。
同じように警察が出て行き、消防のヘリが飛ぶ。
これ、お金かからないんです。彼らの職務としてやってますから。

で、そうではなくて、もっと大掛かりな救助活動をいけない場合、
たとえば、公務員の方の手が足りない。
民間に頼まなければいけない、こういう場合は有料になります。
民間は、「お金かかりますが、いいですか？」という承諾がないと、
民間は基本的には出て行かない。
だから、よく保険に入りますよね。山に入る人は、前もって。
山岳保険、たとえば山の入り口で一口１０００円くらいの
保険に入ると、２００万円くらいまでは救助費用を補償してくれる。
そういうものがあります。