確かにこの本のように、
動物などの写真集を自費で出版する人が増えている。
品質にもよるがオールカラー、50ページ、100冊で
約40万円が相場。

 浩平 「写真集かぁ、面白そうだな」
こうして、浩平は写真集作りを始めた。

そして、ついに…
念願の写真集が完成。
 浩平 「おお!すごい!本格的だなぁ」
1冊1000円で販売する予定。

ところが、この時、浩平はあることに気づく。

 浩平 「待てよ、これって勝手に出版してもいいのかな?」
 友人 「誰の家って特定するわけでもないし、
      街の風景みたいなもんじゃないですか?」

確かに表札などは写っておらず、
周囲の建物などで住所が特定できる訳ではない。

 浩平 「でも、家主が見たら自分の家って分かる訳だし、
     『出版差し止めだ!』 なんて訴えてきたら、
     どうするよ」

 友人 「うーん」
果たして、趣味で撮った家の写真集を勝手に出版してもよいのか?

 
出版してもよい
出版してはいけない