本村弁護士の見解

現在、日本にある幼稚園の約6割が私立の幼稚園です。
子供の数でいうと、幼稚園児の約8割は私立の幼稚園に通っています。
ところが、私立の幼稚園に通うにはお金がかかります。
文部科学省の平成20年度の調査によると、
子供が私立の幼稚園に通っている家庭では
子ども一人あたり年間約37万円の学校教育費がかかります。
これが公立の幼稚園の場合は年間約13万円です。
このような、公立と私立の経済的負担の格差を是正する為に
国と自治体が私立幼稚園の保育料などの一部を補助する制度が実施されています。
例えば私が住んでいる東京都世田谷区の場合、
まず、入園料補助金として、
幼稚園に支払った入園料の範囲内で最高9万円が支給されます。
これは、親の所得に関係なく一律に支給されます。
それから、毎月幼稚園に支払う保育料の補助金として、
保育料補助金、終焉奨励費補助金が支給されます。
例えば、非課税世帯で一人っ子の場合だと
月額約2万9千円が支給されます。


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