「世界が注目、イタリア地震裁判」

今、ある判決を巡って
イタリアに世界の注目が集まっている。

3年前、イタリア中部では、
3カ月の間におよそ400回、地震が発生。
市民達の間で不安が高まっていた。

 市民 「いつか大きな地震が来るんじゃないかって、
     みんな心配してるよ」

そこで政府は地震学者5名を招集し、災害対策委員会を設置。
そして…
『大地震の心配はない』と、事実上の安全宣言。

そのわずか6日後、マグニチュード6.3の大地震が発生。
2万棟以上の建物が倒壊し、309人の犠牲者を出した。

そのため被災者達は、
『"安全宣言"を信じたから被害が広がった』と、
災害対策委員会に所属する学者・国の担当者など7名を
過失致死罪で告訴。

そして先日行われた注目の公判で、
裁判官は…
『彼らは不正確で不十分な情報しか提供しなかった』
と被告全員に禁錮6年の実刑判決、
7人で合計およそ10億円の損害賠償の支払いを命じた。
この判決は世界中で大きな波紋を呼び、注目を集めている。

そこで弁護士軍団に、国が違うとはいえ、
法律家としてこの判決についてどう思うのかお聞きします!

 
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