菊地弁護士の見解

希少動物が生息する地域のゴルフ場開発を巡って、
地元の自然保護団体などが、例えばアマミノクロウサギといった動物たちを原告にして、
その開発許可の取り消しなどを求めた裁判です。
裁判所は、
動物たちが原告となって裁判をすることを認めるのは難しい、
だけど判決の一番最後にこういう事を言ったんです。
「自然が人間のために存在するという考え方を
このまま推し進めてよいかどうかは、
深刻な環境破壊が進んでいる今、
国民の英知を集めて改めて検討すべき重要な課題だ。」
こういうふうに裁判官は述べました。
温もりある発言が最後に加わったということで、僕はここに感動しました。


*close*