大渕弁護士の見解

高齢者の親切心につけ込んで、
老人施設の入居権を買わせようとする新手の詐欺が、今急増中なんです。
被害者のほとんどが60歳以上で、女性が9割を占めていると。
まず、自宅に、架空の老人ホームのパンフレットと申込書が送られてきます。
その後に、医療関係会社などを名乗る業者から、電話がかかってきます。
「あなたに老人ホームの入居権が当たりました」と。
「実は、たくさんのお年寄りが入りたい老人ホームなんだけれど、
入居権がある人しか入れないんです。
しかも、権利を譲渡することもできません。
なので、入居できない人たちのために、人助けだと思って、
あなたの名義で契約をしてもらえませんか。お金は後で返します」と。
中には、「東北の被災地の高齢者を入居させてあげたいから、
代わりに名義を貸してください」といってくるケースもあります。
契約をしてしまい、4,000万円ほど取られてしまうケースも。


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