「教師がモンスターチルドレンに挑発されて…!?」

近年、文部科学省は教師による体罰の禁止を徹底するようになった。
例えば、長時間正座させたり、立たせたりしても体罰。
しかし最近、「体罰」という言葉を乱用し、
教師を追い込むモンスターチルドレンが増えてきている。

今回の相談者は、私立高校の教師・遠藤真一さん(36・仮名)
 生徒 「おはようございまーす!」
 遠藤 「おはよう!」
遠藤は教育熱心で生徒からの人望があった。

そんなある日の事。
 田中 「あーあ、つまんねえ授業だな!」
男子生徒の田中が、大声を出して授業を妨害。

 遠藤 「田中、何度言ったらわかるんだ。
     周りの皆に迷惑だろ!」
 田中 「うるせーなあ、バカ教師のくせしてよ」
 遠藤 「なに!?」

田中は普段から素行が悪い問題児。
 田中 「オラァ! ビビってるコイツ!」
そして…
 田中 「俺、知ってるぜ。
     お前の子どもバカで中学受験落ちたんだってな!」

 遠藤 「なんだと!」
 田中 「自分の子どももまともに育てられない親に、
     勉強教えられてたまんねえよな」
さらに…
 田中 「ムカついたんなら殴ってみろよほら! 殴れよ、ほーら!」
遠藤を執拗に挑発。

そしてついに…
 遠藤 「いい加減にしろ!」
田中の頬を平手打ち!
大きな怪我にはならなかったが…

 田中 「みんな俺が殴られたの見たよな、これは体罰だぞ」
 遠藤 「これは、指導だ…」
果たして、この場合「体罰」になるのか?

 
    体罰    
体罰ではない