「ダブルケア」

皆さん、「ダブルケア」という言葉をご存じですか?
「親の介護」と「子どもの育児」
この2つ同時に面倒をみなければならない状況のこと。

内閣府によると、ダブルケアをしている人はおよそ25万人。
仕事との両立が困難になるため、
仕事量を減らしたり、離職を余議なくされる人が
今後増えていくと予想される。

今回の相談者は、佐藤ひろ子さん(仮名、35歳)。
ひろ子は共働きの会社員で、保育園に通う子どもが2人。
さらに、近所に住む自分の父親が認知症を発症。
母親は5年前に他界し、老人ホームも順番待ちのため、
一人娘のひろ子が介護している。

そんな中、勤めている会社で、
 上司 「今の仕事も頑張ってくれているけど、
      さらに新しいプロジェクトを君に任せたい」
 ひろ子 「私、今、親の介護と育児もあるんです!
       これ以上の仕事量は増やせません」
ダブルケアを理由に仕事を断った。

すると・・・・・・
 上司 「わかった。ただ、他の人にもチャンスを与えたいから
      給料は下げないが、君には降格をしてもらうよ」
 ひろ子 「え? そんなの違法です!」
ひろ子はプロジェクトリーダーから降格だという。
果たして、この場合の降格は違法なのか。

 
    違法    
違法ではない