「きょうだいリスク」

今回の相談者は会社員の杉本一郎さん(仮名 42歳)。

一郎の年収は600万円。子供2人を育てるため、
妻の恵(仮名 39歳)もパートに出て家計を支えていた。
しかし、一郎の家族にはある問題が。

週末、田舎にある実家に帰ると・・・
 一郎 「二郎、仕事は見つかったか?」
 二郎 「うるせえな」
実は弟の二郎(仮名 34歳)、
5年前にリストラにあってからずっとニート。

 母 「もうやめてよ。二郎は私が面倒みるから」
父親はすでに他界。遺産もほとんどなかったため、
母のわずかな年金で二郎の面倒を見ていた。

しかし、母親が突然の病死。
すると、一郎の夫婦に思いもよらぬ事態が!
 親戚 「これから大変だな、二郎くんの面倒見なきゃいけないから」
 親戚 「きょうだいだから当たり前よね」
 恵 「えっ?」

そう、これが今話題の"きょうだいリスク"!
きょうだいリスクとは・・・
収入など、兄弟姉妹で様々な格差があり、
親の死後、ニートや未婚のきょうだいを
誰が面倒をみるのかといった新たな社会問題。

 恵 「ねぇ、二郎さんの面倒見る気じゃないわよね?」
 一郎 「兄弟だから仕方ないだろ」
 恵 「無理よ、うちだって子供2人いるんだし!
    ニートのためにパートやってる訳じゃないのよ!」

果たして、収入のある兄は
ニートの弟の面倒を見る義務があるのか?

 
 義務あり 
 義務なし