関東一帯でたびたび起きる大規模な通信障害。 それは偶然か必然か…。 天文学者になる事を夢見ながら、人生に思い悩む 大学休学中の鷲上秀星(眞栄田郷敦)と、 心臓を患い余命幾ばくもない琴坂那沙(渡邉美穂)。 2人は他人には心を開くことなく、星に魅せられていた。 ある日、同じプラネタリウムを見にきていたところから 2人の運命は交錯していく。 『私は星になりたいの』そんな那沙に少しずつ惹かれていく秀星。 徐々に心を通わせていく中で、ある事実を知る。 秀星の祖父・貴生(嶋田久作)が密かに研究している パラレルワールド理論の完成も間近に迫る頃、 那沙の病状が悪化し姉の詩織(高月彩良)は 手術をする決断を迫られる…。 そんな中、謎の青年ナユタ(板垣瑞生)が那沙の前に現れる。
後編 謎の青年・ナユタは幻の彗星クロノグラフのこと、 この世界にパラレルワールドが存在することを 那沙に伝え去っていった。 一方、秀星は祖父・貴生からパラレルワールドの リスクについて聞かされる。 そして、那沙は病状が悪化する中で、 大規模な通信障害が関東一帯で起きてしまい… 通信障害が解消されたある日、 秀星に那沙の姉・詩織から連絡がはいる。 この世界はひとつなのか、 それとも新たな世界があるのか… 秀星はもう一度、那沙の笑顔を見るために ある決断をする…。