ストーリー

12024.10.12

小児科医の牧野(松下洸平)が、「学校医」として東多摩第八小学校に赴任した。仏頂面で「保健室にはなるべく来ないでもらいたい」と言い放つ牧野に、児童たちも、6年2組の担任・篠谷(森川葵)も唖然。牧野は医師を学校に常駐させるという新たな試みで大学病院から送られたのだが、その影にある事情を抱えていた…。

その日、いつものように保健室にやってきた児童・ゆき(増田梨沙)。授業中にもよく居眠りをしてしまうゆきは、保健室で寝る時間が心のオアシスだったが、「勝手に寝るな」と牧野に言われ、その平穏が破られる。

一方、やんちゃな児童・拓真(柊吾)は、裏山の立入禁止エリアにカッコいい秘密基地を発見したと大興奮。興味を持った宏哉(吉田奏佑)大和(山口暖人)を引き連れて、裏山に行くことに。しかし、体調が良くないことを隠していた拓真は、藪の中で突然倒れてしまう…。篠谷と共に現場に向かった牧野は、拓真の症状を見て即座に病気を絞り込んでいく。
数日後、一向に居眠りが改善しないゆきについて、牧野に相談しに来た篠谷。児童の本心を理解する難しさを吐露する篠谷だが、気持ちを理解してくれない牧野と、言い合いになってしまう。するとそこに、ゆきがグラウンドで倒れたという知らせが届き―――