日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:久保伸太郎、以下 「日本テレビ」)は、米Linden Lab社が運営するインターネット上の3次元仮想世界「セカンドライフ」内において各種番組制作や動画配信を行います。
セカンドライフ内に建設したShiodome Island(汐留島)内では、ニューススタジオやイベントスペースで番組収録やイベントを行うと同時に、一般ユーザーにはコミュニケーションスペースを提供します。具体的には以下の展開を行っていきます。
(1) 世界初!セカンドライフ内でテレビ番組をレギュラーで全編収録
10月3日(水)より始まる新番組「デジタルの根性」を、全編セカンドライフ内で収録します。番組出演者が全員、セカンドライフにログインし、アバターとして番組を進行させます。現実世界には番組セットを持たず、全編バーチャルセットで番組収録を行う画期的な試みとなります。また、セカンドライフ内の収録は、一般ユーザーの見学も可能な公開収録にする予定です。
■「デジタルの根性」 毎週水曜 25:29〜OA
出演者: 千原ジュニア、矢部太郎、土屋敏男、馬場典子
内容 : キーワードはCGM(消費者生成メディア)。第2日本テレビを入り口に様々な投稿コンテンツを集め、次世代のクリエイターを発掘していきます。「日本テレビのデジタルがすべて集まる」センターとして、ワンセグ連動、携帯連動なども積極的に企画に取り込み、デジタル展開No1を目指します。
(2) ニュース他、動画コンテンツが見られるテレビの配布
セカンドライフ内の希望者に無料でテレビを配布していきます。希望者は、テレビを自分が保有するセカンドライフ内の土地に持ち帰り、設置することができます。テレビはニュースだけでなく、豊富なチャンネルをラインナップしていく予定です。さらに、配布するテレビはワンセグ型も用意し、映像だけでなく、データ放送に見立てたテキストニュースも配信する予定です。
(3) セカンドライフ内へのニュース動画配信
“Shiodome Island”内はもちろん、セカンドライフ内の各所にニュースを配信します。配信する動画ニュースは、日本テレビの24時間ニュースチャンネル「日テレNEWS24」が制作するもので、新しいニュースが入り次第、アップデートされていきます。その他にも、第2日本テレビの動画コンテンツも配信していく計画で、新たな動画の出し口として検証していきます。
(4) 日テレジェニックなど各種イベントの実施
“Shiodome Island”内のイベントスペースでは、日本テレビアナウンサーやタレントのアバターも登場し、各種イベントを開催していきます。
「日テレジェニック2007」に関しては、株式会社バップとのコラボレーションで、タレントとユーザーが直接コミュニケーションできるイベントなどを展開していく予定です。
(5) セカンドライフ内の地域に密着した展開
“Shiodome Island”は、セカンドライフ内の日本人居住区である MagSL Tokyo にあり、イベントの共催など地域住民と共に活動していきます。コミュニケーションスペースも用意し、初心者ユーザーでも楽しんで頂けるような空間を提供していきます。また、CGMと呼ばれる、いわゆる一般ユーザーが作成したコンテンツの開拓にも積極的に取り組んでいきます。
今後も、Shiodome Islandは開発を進めていきます。詳細な展開プランやスケジュールなどは、以下のページでお伝えしていきます。また、スタッフのブログも公開していきます。
(セカンドライフのエントリー登録も可能です。)
● 日本テレビのセカンドライフ展開紹介ページ 「 Shiodome Island Life 」
http://www.ntv.co.jp/sl/
■セカンドライフとは・・・
セカンドライフとは、米Linden Lab社が運営するインターネット上の3次元仮想世界です。
バーチャルワールド Second Life は、すべてユーザーが創造し発展させてゆく、永続的な3Dオンライン スペースです。 巨大で急速に拡大していくこの世界では、想像できるあらゆるものを創造し実現できます。 内蔵のコンテンツクリエーションツールを使って、リアルタイムで他の住人と協力して、想像できるものを何でも作ることができます。
アバターとは、仮想空間内における自分の分身をいいます。
■ セカンドライフ プロジェクトチーム リーダー
日本テレビ 編成局 デジタルコンテンツセンター デジタル制作部長 若井真介 コメント
「Shiodome Island へようこそ!インターネットの進化系か?単なるゲームか?セカンドライフの可能性は未知数ですが、3次元の仮想空間はテレビの創る世界と親和性が高いと感じています。例えば放送されているドラマのセットをここにも組むことができるのです。セカンドライフのなかに日テレはもうひとつの放送局を創っていきます。」
日本テレビ放送網株式会社 秘書室 総合広報部