日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長執行役員:小杉善信、以下日本テレビ)は、(一社)映像情報メディア学会にて、AI関連の開発テーマで4年連続「技術振興賞」を受賞致しました。
この賞は毎年、映像情報メディアに関する研究や開発等で著しい功績をあげた個人または団体に授与されるものです。
■映像情報メディア学会 技術振興賞 コンテンツ技術賞
●AIキャッチャーの開発と運用(※1)
野球中継DRAMATIC BASEBALLにて、「最適な次の投球」を分析しCG表示する“AIキャッチャー”や、該当イニング内で得点が入る確率を提示する“AI得点予測”等を開発しました。これまでにない新たな野球中継における番組表現の開拓とともに、生放送で活用できる“高速な処理”、各選手の特徴を加味した“分析手法”や、AIキャッチャーが提示した球種・コースが、実際の投球と一致した場合に、ポジティブな結果を生んだ確率が“9割を超えた実績”、さらには今後の番組演出への“応用性”等が高く評価されました。
“AIキャッチャー”とは
打者を抑えるのに最適な次の1球(球種・コース)を表示
過去16年間 約400万球のデータを学習
AIキャッチャーの主な学習データ
・過去の対戦結果
・今日の対戦結果
・投手の球種&コース別 投球割合・被打率
・打者の球種&コース別 打率・長打率
・現在のカウント・ランナー状況・イニング・点差
※1:共同開発:データスタジアム株式会社
~過去の映像情報メディア学会 技術振興賞 受賞歴~ ※受賞時の年度で記載しております
2020年 | ●コンテンツ技術賞 「画像認識AI技術によるフィールド競技のコンテンツ解析と制作」 ※協力:株式会社東芝、東芝デジタルソリューションズ株式会社 ●進歩開発賞(現場運用部門) 「テレビ番組制作支援用『AI顔認識』システムの開発」 ※共同開発:株式会社東芝、東芝デジタルソリューションズ株式会社 |
2019年 | ●コンテンツ技術賞 「アンドロイドアナウンサー・アオイエリカの開発と運用」 ●進歩開発賞(現場運用部門) 「ヘリコプター空撮支援マップシステム」 ※共同開発:株式会社 コスミックエンジニアリング ●進歩開発賞(現場運用部門) 「画像認識AI を用いた番組応用と展開」 ※共同開発:株式会社東芝、東芝デジタルソリューションズ株式会社 |
2018年 | ●進歩開発賞(現場運用部門) 「ロードレース中継における画像認識技術を用いた制作支援~AIを用いたReal-time Indexing~」 ※共同開発:株式会社東芝、東芝デジタルソリューションズ株式会社 ●進歩開発賞(現場運用部門) 「ネットバンドカメラの開発と運用」 ※共同開発:株式会社日テレ・テクニカル・リソーシズ ●コンテンツ技術賞 「テレビドラマの世界観をいつでもどこでも会話で楽しめる『AIカホコ』」 |
2017年 | ●進歩開発賞 「情報漏えい防止型SDメモリカード『インターフェースロック機能Mamolica™ 付きSDメモリカード』の開発」 ※Mamolicaは東芝メモリ株式会社の商標です |
以上
日本テレビ放送網株式会社 社長室 広報部