日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長執行役員:小杉善信、以下日本テレビ)は、(公財)放送文化基金にて、株式会社PLAY(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 黒田和道)と共同開発した放送同時配信のシステムが第47回放送文化基金賞を受賞致しました。
この賞は毎年、放送に関連する技術の研究・開発、あるいは放送現場での工夫・考案で効果を上げた技術により、顕著な業績を残した個人またはグループを対象に授与されるものです。
■第47回放送文化基金賞「個人・グループ部門」-放送技術-
●放送同時配信を実現するクラウドプレイアウトシステムの開発 (※1)
日テレ系ライブ配信システム開発チーム
近年、映像コンテンツの視聴環境は多様化しています。
今回開発したクラウドプレイアウトシステムは、成長する配信サービスのための拡張性を確保しつつ、安定した配信品質での放送同時配信が可能となります。放送と配信を繋ぐシステムをクラウド上に構築し、多くの放送局に適用可能な構成を目指しました。
本システムは、下記の点において高く評価され受賞となりました。
・インターネットへの地上放送番組の同時配信システムをクラウド上に構築し、ネット配信独自の編成や蓋閉めの実現、ネット広告配信技術の導入などの柔軟性を担保しつつも既存放送への安定とセキュリティの確保を短期間かつ低廉に実現したことは高く評価
・汎用プロダクトとして開発され、開発社にとどまらず他社においても導入が検討されているとのことで、放送のネット展開加速への寄与が期待できる
※1:共同開発:株式会社PLAY
~過去の放送文化基金賞【個人・グループ部門】 放送技術 受賞歴~
※()内:受賞時の年度で記載しております
●第45回 テレビ局におけるアンドロイドアナウンサー「アオイエリカ」の開発と活用
(2019) アオイエリカプロジェクト
●第44回 ロードレース中継における画像認識技術を用いた制作支援~AIを用いたReal-time Indexing~
(2018) 画像認識AI検討チーム(日本テレビ放送網、東芝、東芝デジタルソリューションズ)
●第41回 デジタル連絡無線音声改善技術の開発
(2015) 放送事業用連絡無線音声改善技術開発グループ
以上
日本テレビ放送網株式会社 社長室 広報部