「第43回NNS(Nippon Television Network System)アナウンス大賞の中央審査会が、2月25日にオンラインリモートで行われました。ロシアによるウクライナ侵攻が始まった翌日、国内では各地でコロナ感染者が急増し、番組出演者の陽性も判明してアナウンサーがカバーすべき役割が増える中で、厳正なる審査が行われました。
この賞は、2021年にアナウンス技術の向上などでネットワークのイメージアップに貢献した日本テレビネットワーク各社のアナウンサーを表彰するものです。約430人の日本テレビ系列アナウンサーの中からテレビ部門大賞、ラジオ部門大賞、最優秀新人賞がそれぞれ選ばれました。
★テレビ部門大賞★
日本テレビ 中野謙吾(なかのけんご)アナウンサー 2004年入社(40歳)
授賞理由
圧倒的な実況力。どんな種目でも、プレーの意味や価値を理解して臨場感を伝え、視聴者にわかりやすい表現をするための勉強や努力のあとが感じられる。ナレーションなどでも、声の熱量、鍛えた声が素晴らしいアナウンスメントにつながっていることを証明している。
受賞者の言葉
学生時代からスポーツをやってきて、スポーツへの恩返しのつもりで臨んできたスポーツ中継だったが、今回は素晴らしい賞をスポーツからプレゼントしてもらった気持ちで、とても驚いている。中継で関わるネットワーク・日テレの先輩からいろいろなことを教わりながらスポーツアナとしてやってこられた。これからも良い中継を作りながら、自分が得た経験や知識を伝えていけるよう、この賞の勢いに乗って突っ走っていきたい。
★ラジオ部門大賞★
山口放送 高松綾香(たかまつあやか)アナウンサー 2015年入社(29歳)
授賞理由
低音の響きが心地良い。リスナーとわかりあえる、ラジオのあるべき姿を体現している。話を引き出す力、その場の空気作り、ライブ感を生かした盛り上げなど、ポイントを外さない鋭い感覚や、あえて方言を使うことで、若者にラジオの魅力を伝えていることが評価された。
受賞者の言葉
リスナーの皆さんに信頼してもらえるパーソナリティーを目指してきて、「居心地の良い素を出せる空間を、自分がラジオの中で見い出せたかな」と思う。テレビでは報道キャスターも担当しており、ラジオを聞いてニュース番組を見に来てくれる若者も増えてきた。今後もラジオとテレビで良い相互関係を生み出していけるよう頑張っていきたい。
★最優秀新人賞★
中京テレビ 岡田健太郎(おかだけんたろう)アナウンサー 2020年入社(24歳)
授賞理由
説得力のある声の持ち主。2年目でありながら、様々な中継の現場から、いろいろな味を引き出してもらっている。表現力があり、実況・情報番組・報道と場面に合わせて、日頃の努力を感じさせる。今後もさらなる挑戦を期待したい。
受賞者の言葉
21年の活動をまとめる8分間の動画を編集すると、これまでの仕事の内容が凝縮されて、魔法がかかったようなハイライトになった。これからはこの8分間に、1秒でも1分でも評価してもらえる仕事を増やしていくことが自分の大きな目標になった。ありがとうございました。
以上
日本テレビ放送網株式会社 社長室 広報部