「第44回NNS(Nippon Television Network System)アナウンス大賞」の授賞式が3月16日、「NNS総会」とともに開催されました。この賞は、2022年にアナウンス技術の向上などでネットワークのイメージアップに貢献した日本テレビネットワーク各社のアナウンサーを表彰するものです。コロナ禍での審査会は昨年まで完全リモートで実施してきましたが、今回はブロック審査を対面で行うところもあり、日常を取り戻す動きの中で4年ぶりの授賞式開催となりました。約430人の日本テレビ系列アナウンサーの中からテレビ部門大賞・ラジオ部門大賞・最優秀新人賞に輝いた3人は、自局からリモートで喜びの言葉を語り、アフターコロナの放送に向けて更なる活躍を誓いました。

★テレビ部門大賞★
ミヤギテレビ 外賀幸一(げかこういち)アナウンサー 2001年入社(46歳)

授賞理由

 

スポーツ実況の経験や実力を地道に積み上げてきたことが、災害報道にも情報番組やインタビューにも幅広く生かされている。ベテランらしいバランス感覚や取材対象との距離感、遊び心の表現は視聴者の信頼に繋がっている。アナウンス技術とともに人間性を磨き続ける放送の臨み方は、日本テレビ系列の若手アナに目指してほしい姿でもある。

 

受賞の言葉

 

入社22年目にして、昨年は衝撃的な現場に立ち会ったり、歴史的な記録がでた実況を担当したりするなど、この上ない経験を積んだ1年だった。さらに宮城県の人達に支えられ、共感を得られている実感もあった。今後の目標は2つ。一つはZ世代から年配の方まで、誰からも親しまれるアナウンサーでい続けること。そしてもう一つは、この舞台に立てるような後輩の育成・指導にあたっていきたい。この賞が、育成の説得力につながると思う。

★ラジオ部門大賞★
札幌テレビ 内山佳子(うちやまよしこ)アナウンサー 1994年入社(52歳)

授賞理由

 

明るく伸びやかな声を自由自在に扱う世界を実現している。リスナーや地域を愛しているからこその言葉選びや音声表現は情報内容に沿ったふさわしいもので、ラジオであっても状況が想像できる描写力は秀逸。ベテランでありながら「内山ワールド」を今も進化させている姿は系列の宝である。

 

受賞の言葉

 

栄誉ある賞をいただけて嬉しい。昨年はSTVラジオ開局60周年で「ラジオは今も元気だぞ!」ということを知っていただくために、特別番組で2日間、北海道中を車で1000㎞移動して生中継を担当した。思えば、「ズームイン!!朝!」のキャスターを10年間務めていたあの頃があるからこそ、北海道の皆さんの生活や顔が思い浮かび、自分が誰に向かって放送しているかを理解している実感がある。これからもラジオの仲間とともに、リスナーの皆さんの役に立つ放送を続けていきたい。

★最優秀新人賞★
札幌テレビ 久保明日香(くぼあすか)アナウンサー 2020年入社(25歳)

授賞理由

 

鹿児島県出身ながら北海道でアナウンサーとなり、その感性を言葉にしようとする努力がアナウンスメントの器用さに繋がっている。若さや明るさ溢れるキャラクターながら、落ち着きのあるトーンの喋りにも挑戦し、ハプニングや言い間違いのリカバリーにも自然体で臨めている。日本テレビ系列において今後の伸びしろへの期待が高いと評価された。

 

受賞の言葉

 

このような賞をいただき、嬉しくもあり、身の引き締まる思いがする。入社とともにコロナが流行り始め、ロケの制限がある中で悩んでいた時に、先輩から「日常にあるすべてのことが仕事に繋がっていくよ」とアドバイスをいただいた。それからは生活の中でもトレーニングを積み、OAを終える度に反省と試行錯誤の毎日だが、支えてくださる皆さんへの感謝の気持ちを、これからも仕事でお返ししていきたい。

 

 

以上
日本テレビ放送網株式会社 社長室 広報部