日本テレビなど全国31 の民間放送局で構成される「24 時間テレビ」チャリティー委員会は、昨
年放送した24 時間テレビ「愛は地球を救う」で全国の皆さまよりお預かりした募金の中から、東日
本大震災の被災地を含む全国の団体・個人へ贈呈させて頂く事にした福祉車両176 台のうち、本日、
宮城県において各団体へ25 台の贈呈式を行いました。各団体を代表して、社会福祉法人 女川町社
会福祉協議会の阿部恵子会長が、株式会社 宮城テレビ放送の務台猛雄代表取締役社長から鍵の贈呈
を受け、「所有する11 台の福祉車両のうち、10 台を津波で流されました。先は長いと思いますが、
このような車両を頂きましたので、焦らず一歩一歩、皆さんの笑顔が見えるような福祉活動を続け
てまいります。皆さまの善意に心から感謝いたします」と述べました。
女川町社会福祉協議会 阿部会長(右)に鍵を贈呈する宮城テレビ放送 務台社長
仙台市民広場で贈呈された福祉車両
贈呈させて頂いたのは、東日本大震災で大きな被害を受けた沿岸部を中心とした地域の21 団体で、
特に気仙沼市や塩釜市、名取市の団体は、かつて24 時間テレビから贈呈された福祉車両を含め、ほ
とんどの車両を津波で失いました。今回贈呈された25 台には、訪問入浴サービスを行う入浴車や、
障害者やお年寄りの送迎を行なうリフト付きバス、スロープ付き自動車などのほか、仮設住宅入居
者の移動支援を担うワンボックスカーも含まれています。
なお被災地へは、昨年12 月28 日に千葉県で2 台、1 月26 日に岩手県で26 台、2 月8 日に福島県
で16 台の福祉車両を贈呈させて頂きました。被災4 県への69 台を含む全国176 台の福祉車両は、
今回の宮城県をもって全て贈呈させて頂きました。
皆さまの温かいご協力、ありがとうございました。
日本テレビ放送網株式会社 総務局 総合広報部