検 索 無料配信 番組表

トピックス

リーガルドラマをもっと楽しむ!「イノセンス」で学ぶ裁判用語まとめ

2019.02.23 公開

日本テレビ系毎週土曜よる10時放送中のドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」。坂口健太郎演じる弁護士・黒川拓らが、調査と実証実験を行い冤罪を晴らすために奔走するヒューマン・リーガル・エンターテインメント。

ドラマにはさまざまな裁判、法律用語が登場します。ここではそんな用語を解説! さらにドラマ内で使われる言葉についても解説します。これを理解していれば、リーガルドラマや刑事ドラマがもっと楽しめるはず! 

逆転無罪(ぎゃくてんむざい)
主人公・黒川拓は弁護士になって3年目。そのキャリアですでに刑事事件5件で逆転無罪を勝ち取っており「驚異的な数字」として物語冒頭で描かれている。つまり、一審又は二審での有罪判決を、二審又は三審で無罪に5度逆転させているのだ。聡子のセリフに「日本の司法制度で、逆転無罪がどれくらい難しいか知ってる?起訴されたら、ほぼ100%有罪よ」とあった。

調書(ちょうしょ)
第1話冒頭の事件で逮捕された夫の妻が事情聴取を受けている場面で登場。捜査から明らかになった事柄を裁判等で公証するための文書。供述調書というワードも出てくるが、これは、警察官や検察官が、被疑者や参考人を取り調べたときの供述を記録した書面。

虚偽の自白(きょぎのじはく)
第1話の事件で、被告は「警察は私が話す内容を最初から決めてたんです。そのまま調書に署名もさせられました」と明かすが、楓が「ひどい…虚偽の自白を強要するなんて」と語るシーンで登場した。

見込み捜査(みこみそうさ)
上記の「虚偽の自白までさせて…」という楓の声に対し、「そりゃ、見込み捜査だからよ」と穂香が答えた。「借金があって、家に一人でいた時に火事が起きて、保険金を受け取った。怪しいから、放火だろうという前提で捜査している」というように、あらかじめ犯人像や犯行の見込みを決めつけた上で行う捜査を指す。

冤罪(えんざい)
上記の事件に対し冤罪の可能性があると見た拓。冤罪とは、無実であるにもかかわらず犯罪者として扱われることを指す。

公判前整理手続(こうはんぜんせいりてつづき)
刑事裁判の公判を円滑に進めるため、公判前に裁判の争点を絞り込む手続き。第1話で登場。放火犯の刑事裁判の公判前に、古い記事の切り抜きや放火時の映像などを見返すシーンが登場した。その後もこのようなシーンが度々登場する。

反対尋問(はんたいじんもん)
第1話で、後日、証言台に立つ大学教授に拓が「先日、証言された内容について、もう一度確認させていただきます」と告げたシーンで弁護側反対尋問が登場。そして拓は「裁判長、特別に追加証拠として認めていただきました弁第32号証を映し出させていただきます」と家の設計図を出し、火災の検証映像を「弁第33号証」として映し出した。弁護士が提出した証拠は「弁第X号証」となる。第3話でも、医療裁判に関して「弁第53号証」として電気機器リスト、「弁第55号証」で病院の電気設備を管理する会社の資料を提出するシーンが登場した。

情状酌量(じょうじょうしゃくりょう)
別府が「裁判の方も、勝算なさそうなんでしょ。情状酌量を狙うか、またはきっぱり手を引く選択肢も…」と語るシーンが登場したが、被告人が犯罪を犯すに至った、被告人に有利な、同情すべき事情をくみ取り、裁判官が刑を減軽することを指す。

公判記録(こうはんきろく)
第3話のラストで拓が見ている様子が登場する。被害者や関係者が閲覧・コピーできる制度もある。

業務上過失致死(ぎょうむじょうかしつちし)
第3話、医療事故を扱うストーリーで登場した。業務上必要な注意を怠り、よって、人を死亡させる犯罪をいう。

鑑識(かんしき)
第4話で登場。犯罪捜査において、血痕等の資料を科学的に調べるのが役割。第6話でも登場する。

司法解剖(しほうかいぼう)
犯罪性のある、もしくはその疑いのある死体の死因等を究明するために行われる解剖。作中では「遺体の肺に海水とともに、大量の砂が入っていたことが判明…通常の溺死とは明らかに異なる状況から」殺人の疑いでその女性が逮捕される…という形につながっている。

法律監修:室谷光一郎 弁護士(室谷総合法律事務所)

「イノセンス 冤罪弁護士」
https://www.ntv.co.jp/innocence/
 

この記事を
シェアする
こちらの記事もオススメ!

TVer 視聴ランキング(日テレ)

2025年4月1日 時点

※TVer内の画面表示と異なる場合があります。

放送を見逃した方はコチラ
このページをシェアする
日テレドラマ
LINEアカウント
  • LINEの友だち追加
  • QRコードを起動
  • 友だちを追加!
QR
©Nippon Television Network Corporation