【冤罪を晴らす!】イノセンスで学ぶ実験まとめ「気流」と「ブロッケン現象」編
日本テレビ系毎週土曜よる10時放送中のドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」。坂口健太郎演じる弁護士・黒川拓らが、徹底した調査と科学実証実験によって冤罪事件を解き明かしていきます。
ドラマでは秋保准教授(藤木直人)による実証実験解説シーンも大きな見どころ。そこで各話に登場した科学実験を分かりやすくおさらい!今回は身近な「気流」と「ブロッケン現象」にまつわる実験です。
“科学実験”解説 第7話
気流実験
練炭の焚かれた室内で被害者だけが死に、被告人が助かった理由を拓は自らを実験台にして実証。
被告人側の壁際に練炭を置くと、気流の影響で一酸化炭素は壁を伝い天井に上がっていき、反対側の天窓で冷やされ、被害者側の壁に沿って降りていく。
さらに二つのベッドの間にカーテンを吊るすことで気流をとどまらせ、被害者側は数分で死に至る高濃度の一酸化炭素で満たされた。
つまり、同じ寝室内の両端で、一酸化炭素の濃度を変えることが出来るため同じ密閉された室内で一酸化炭素中毒死するか、しないかの違いが発生することになった。
“科学実験”解説 第8話
ブロッケン現象実験
24年前、被害者遺族が子供のころに見た、沼地の「お化け」の記憶。
これは「ブロッケン現象」というもので、気温が下がり、空気中にあった水蒸気が霧となった時、観測者の背後から強い光があたると、
空気中の水の粒で光が散乱し、観測者自身の巨大な影の周囲に後光が差したような虹色の像を形作る現象。
名称の由来となったドイツ・ハルツ山地のブロッケン山では『ブロッケンの妖怪』と恐れられていた。
拓と秋保は同様の条件を室内で作り出し、24年前の真犯人の娘の新証言を引き出した。
毎回行われる黒川拓と秋保准教授による実証実験に注目だ。
「イノセンス 冤罪弁護士」
https://www.ntv.co.jp/innocence/