発見!地味にスゴイ人! 縁の下の力持ちである校閲者さんと同じように私たちの周りにいる、隠れた“地味にスゴイ人”を紹介します!

10月5日(水)に発見!
<番外編>
テレビの校閲さん

ドラマ初回放送の当日、番宣で日テレを訪れた石原さとみさん。実は、テレビ局の校閲を見学していました!今回はテレビ局の校閲さんにお話を伺いました!

●テレビの校閲って?
テレビ画面に出てくるテロップや文字情報などを校閲するお仕事。発注されたテロップの原稿(手書きだそうです!)を校閲し、OKしたものがテロップに作られて番組にデータが送られるそうです。
ニュースなどの生放送に間に合わせるために、日々スピード勝負になるのがテレビ局ならでは。時間ギリギリのときは、テロップづくりと校閲を同時に行い、OKを出した直後に放送にのることもあるそうです!聞いているだけで冷や汗が出ますね…。
そして、その量もスゴイ!夕方のニュースだけで500~600という数のテロップを校閲するそうです。本当に、地味にスゴイ……

●バラエティー番組でも校閲!?
なんとバラエティー番組もいくつか担当しているんですって!これは意外!
そして驚くのが、校閲するときには映像がない!!だから、校閲の皆さん、頭の中で出演者たちを想像(妄想?)しながら確認するそうですよ。放送を見て初めてテロップの意味がわかることもあるんだとか!

●「地味にスゴイ!」について
「校閲」という言葉がこれほどクローズアップされたのは校閲史上初めてなのでは?うれしい半面、「そっとしておいてほしい(笑)」という複雑な気持ちも。
「校閲に興味を持った方は、ぜひ校閲の門をたたいてください。服装と性格は地味でけっこうです」と、ただいま人員募集中です!

10月26日(水)に発見!
遊園地のアトラクションの点検整備 山野幹彦さん

第5話での悦子と幸人の遊園地デートは印象的なシーンになりましたね!今回は、遊園地の楽しさを陰で支える山野さんを発見!お話を伺いました!

●遊園地のお医者さん
開園前にアトラクションを点検・整備して、もし悪い箇所があれば修復するというのが山野さんのお仕事。もし“キィ~”とか“コツン”という小さな音に気付いた時は、その音がする原因を突きとめるために、何回も何回もそのアトラクションに乗り続けて、原因を絞り込んでいくんですって!異変に気付いて原因を見抜き、そして対処するなんて、まるで遊園地のお医者さんです!
「乗せているのは人の命。何よりも安全であることが大切」という山野さんの言葉が頼もしい!

●やっぱり気になっちゃう?
そんな仕事だから、他の遊園地に遊びに行ったときも、「そういうシステムか」「これメンテナンス大変だろうな」とか気になっちゃって、若い頃は遊園地がキライだったそうです!(笑)経験を積んだ今ではお子さんと一緒にちゃんと楽しんでいるそうなので、安心しました!

●目の前の笑顔
時には、営業中にアトラクションを止めて点検をすることもあるそうです。「まだかなぁ」と待っている子供たちに「お待たせ!」と声を掛けたときの、駆け出していく子供たちの歓声と笑顔はたまらない!「自分の仕事が目の前で子供の笑顔につながるから毎日がんばれる」と話す山野さんも、笑顔いっぱいです!

10月10日(月)に発見!
照明オペレーター
鳥居俊輔さん

3話冒頭のファッションショーは素敵な照明でしたね!今回はそのオペレーターさんにお話を伺いました!

●どんなお仕事?
イベントでお客さんを盛り上げるため、照明で演出をするのが鳥居さんのお仕事。イベントごとに照明のプログラム(クルクル、ギュイ~ンって光が動くやつとか!)をつくっているそうです。そんな仕事をしているから、普段からどこでどんなジャンルでも「曲を聞けば色が見える」そうです!すごいですね!

●派手そうなお仕事?
ここまで聞くと、華やかな世界に見えますが…この仕事をする上で一番大切なのは、機材や配線の確認・点検だそうです!!ケーブルの不良でライトがつかなかったら何もはじまらない。むかし、イベントの仕込み中にケーブルが抜けたためにプログラムが台無しになり、5日間寝ずに修復して間に合わせたことも…。地道な作業があってこそ、照明は美しく光るんですね!

「自分がつくった光の中で踊るお客さんの笑顔が何よりも嬉しいです」と、プロのまなざしは今日も鮮やかなフロアに向いています!

10月6日(木)に発見!
製本にたずさわる皆さん

第2話で、悦子が製本所の倉庫を訪れるシーンがありましたね。あそこで働いていた皆さん、ホンモノです!ちょっと、お話を伺いました。

●製本ってな~に?
「本」ができ上がるまでには様々な過程がありますが、原稿ができて印刷されたものを、書店に並ぶような「本」に作り上げるのが「製本」のお仕事です。

●製本のここが地味にスゴイ
なんといってもその量!こちらの会社では一日15万部の本が完成しているそうです!(15万部って想像できない!笑)
大きな機械に未完成の本が吸い込まれて次々と形を変えていく光景は、見ていてうっとりしました。

●この職業ならでは!
書店で本を手にすると、どうしても見てしまうのが、製本の“腕の良さ”だそうです。どこの製本会社かをチェックしてしまうところは、この職業ならでは!そういえば、本の最後には著者名や出版社名だけでなく、ちゃんと「製本:○○会社」って書いてあるんですね。身近な「本」にも発見!地味にスゴイ人たち!

9月29日(木)に発見!
運送業 森谷英明さん

第1話。悦子が高幡不動尊を訪れるシーンですれ違う運送業のお兄さん…
実はホンモノの運送業の方です!
ちょっとお話を伺いました。

●意外なものも運ぶ!
運送業歴13年の森谷さん。独り暮らしの方の引っ越しがメインのお仕事だそうで、多いときには1日になんと5件もの引っ越しを行う、地味にスゴイ人!
優しい話し方からは想像がつきませんが、「60キロぐらいの荷物なら一人で運んじゃいますよ」とにこやかに言えちゃうところは、さすがこの道のプロですね!
印象的なエピソードを伺ってみると、300万円の壺を持ち主さんのプレッシャーを感じながら運んだり、お客さんがペットとして飼っていたヘビを運んだり…、意外なものも運んでいるそうです!

●やりがいは何と言っても「ありがとう」
もちろん体力的につらいときもあるそうですが、やっぱり、お客さんと直に触れ合えるのがこの仕事のいいところ。「“ありがとう”の言葉でまた頑張れる!」