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イベントプロデューサー
福井 雄介Yusuke Fukui
2000年入社
商学部 商学科 卒
ネットタイム営業部を経て、現在はイベントプロデューサー。これまでに『X-TRAIL JAM(スノーボード&音楽の祭典)』『トランスフォーマー博』『チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地』、細田守監督作品『バケモノの子』展などを担当。
企画のスタートは、仲間との雑談から
イベント事業部で、プロデューサーとしてイベントの企画・運営に携わっています。2014年の夏に開催した『トランスフォーマー博』は、自分がゼロから起ち上げたイベントです。きっかけは、仕事仲間とお酒を飲んでいるときの雑談でした。「自分の手で作ったと思える大きなイベントを開催したくて。例えば、トランスフォーマーの世界を伝えるイベントとかどうですかね?」、「トランスフォーマーだったら関連会社を知ってるから紹介するよ!」。雑談の中で思いもよらず仲間がこう応援してくれたのがうれしくて、翌日企画書を一気に書き上げました。自分がやりたいと思ったことを、たくさんの人や会社を巻き込んで、大きなお祭りのように仕上げていく。それがイベントプロデュースの醍醐味だと思います。
収支が一つの部門で完結している仕事
入社当初の配属は経理部でした。その時に担当したのが、「放送外収入」と呼ばれるイベントや映画など事業関連の収支を管理する仕事でした。事業は、テレビ局の中では珍しく一つのイベントごとに収入と支出が管理されていて、「あれだけ話題になったイベントなのに売上げ面ではけっこう苦労があったんだ」、「おとなしめの美術展だと思っていたけれど、想像以上の利益を上げているな」といったように、どのイベントがどれくらいビジネスの上で貢献しているのかが分かり、イベントプロデュースの仕事っておもしろいなと思いました。自分だったらこういうイベント作ってみたい、という憧れがどんどん膨らんでいったのです。
アートからスポーツ、ロックまで
イベント事業部に異動して初めての仕事は、スタジオジブリと一緒に企画した美術展でした。一つの美術展を作り上げるのにも、会場の照明効果、壁の色によるイメージの違い、カタログ製作、物販戦略…どれに対しても関わっている多くの人がこだわりを持って、情熱を注いでいるのに驚きました。ほかにも、東京ドームに巨大スロープを作った世界最大級のスノーボードと音楽の祭典『X-TRAIL JAM』や、ロックとコラボした異色のミュージカル『We Will Rock You』など、タイプの違うさまざまなイベントに携わってノウハウを学んでいきました。舞台、展覧会、コンサートなど、自分がやりたいと思ったことを実際に形にできるのが、イベントプロデュースの醍醐味だと思います。
一人でも多くのお客さんを喜ばせたい
テレビ局がイベントをプロデュースする目的は、大きく分けて2つあります。「いろんなことをやっている元気な会社だね!」と思ってもらえるように、視聴者に直接その場でメッセージを送るというのがひとつ。美術展など、イベントであるのと同時に文化事業として社会貢献的なメッセージを届けたいというのがもうひとつ。ただし、次のイベントにつなげるための利益を出す必要があります。イベントの内容と利益のどちらにも責任を持つのがイベントプロデューサーのミッションなのです。だからこそ、お金を出してチケットを買っていただいたお客さんに、一人でも多く心から喜んで帰っていただく。そういうイベントを考えるのが大切だと思っています。