経理局

チャレンジできる経理
それが「日テレらしさ」

経理部

土屋 貴Takashi Tsuchiya

2017年入社
経済学部 経営学科 卒

大学を卒業後、監査法人、インフラ系企業の経理を経て2017年11月に日本テレビ入社。会計のプロが集まる経理部において、税務業務を中心に担当。公認会計士。

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もっと仕事を面白く。
それが転職の理由。

経理業務は法令で定められた仕事が多く、企業によっては毎年、前年を踏襲するサイクルが続くことも珍しくありません。しかし、私は長くこの仕事をやっていくなら、新しいことにもチャレンジしたいと思っていました。日本テレビはM&Aや新規事業の開発なども多くありますし、必要な経験を積めば若くしてグループ会社の監査役を任されることもあります。日テレの経理部には現在、監査法人出身の公認会計士が約10名在籍。会計のプロ集団で決算には強い一方、税務業務の経験者が少なかったため、私は企業で税務業務に携わったキャリアを買われて入社しました。経理の仕事は孤独になりがちですが、日テレは部全体でコミュニケーションをとりながら業務を行っており、風通しが良くて驚きました。判断に困ることがあれば何でも相談できるオープンな雰囲気も居心地が良いです。

会社を俯瞰して見られる、
税務担当の醍醐味。

現在、税務業務をメインに、決算・開示書類作成など経理業務全般に従事。税務担当としては法人税・住民税・事業税や海外関係の源泉税について、伝票のチェックや各局からの質問対応、税制改正の周知など。各局の担当者に正しい税法に則り、伝票の適切な起票などを指示するのも私の務めです。1年間の集大成となる税務申告書は厚さ5センチほどにもなるため、やはり完成時は大きな達成感です。伝票のチェックや現場の方へのヒヤリングを通じて、ほぼ全社の取引を知ることになり、会社全体を俯瞰できる点がこの仕事の面白さ。日テレは毎年子会社も新規事業も増えているため、スピード感も断然違いますね。また、数年に1度実施される税務調査では、私が日本テレビを代表して税務調査官とやりとりする担当者となるため、とてつもない責任を負うと同時に大きなやりがいを感じます。

突発案件が日常茶飯事、それが面白い。

転職して感じたのはやはり、日テレは非常にチャレンジングな会社だということです。新しい事業や取引、組織再編などの案件が常に出てきます。その都度、会計処理や税務処理も発生するわけですが、前例踏襲ではなく、ゼロから検討する場面が多々あります。例えば、私自身も当社で初めて経験したのは、子会社の完全子会社化に伴う、株式交換や株式の現物分配という税務処理です。ほかにも、「こういう案件が発生しそうだから急ぎ検討して」「この場合のリスクを洗い出して」と突発的な案件は日常茶飯事。スピード感が求められ、かつ慎重な判断が必要な難しい仕事ほどモチベーションも上がりますね。普段から新しい税制をフォローするのはもちろん、他社の税務訴訟事例を自社に当てはめて調べておくなど、周辺の情報には常にアンテナを張っています。税務会計とは「昔のこと=間違ったこと」になり得る世界です。常に最新情報をキャッチアップし、学び続けることが私の日課です。

グループの税務体制構築を成し遂げたい。

税務担当として入社した私の一番のミッションは「日本テレビグループの税務体制」を構築することです。経理の世界ではひと昔前から「連結決算」が導入され、日本テレビでもグループ決算を発表していますが、「連結納税」は採用していないこともあり、税務担当者間のつながりは十分ではありません。
数十社にのぼるグループ各社からアンケートで意見を集め、どう連携していくのかを検討している段階ですが、各社の課題や情報を共有し、最終的には業務効率化と税務ガバナンスを向上させるのが目標です。
また、経理部でのキャリア形成のなかに、グループ企業の経理部に出向し、経営を支援するキャリアパスがあります。将来的には税務だけでなく、グループ全体の経理体制強化に貢献する役割も担ってみたいですね。

MESSAGE

キャリアを活かして、チャレンジもできる会社

日本テレビは有名企業でありながら、社員数はそれほど多くありません。だから、一人ひとりが任された業務に大きな責任を持ち、自分の意見でやりたいことを実現できる環境もあります。現在、経理部で実務に携わる者は30代の中途採用社員が中心です。私も税法に関するセミナーにはよく参加しますが、担当者が得た必要な情報は皆で共有しており、そういう意味でも風通しが良く、有益な情報は周囲からも十分得られます。面倒見の良い先輩、フレンドリーな同僚、顧問税理士など頼れる存在も多いですね。熱意がある人のことは、きっと周囲が助けてくれる、そんな日テレ独自の風土もあるため、仕事に対する責任感とやりたいことがたくさんある人に、多くのチャンスを与えてくれる会社だと思います。

わたしの
「見たい、が世界を変えていく。」

私が担うのは「日本テレビグループの税務体制」づくり。役職を持たない中途入社2年目の私でも、その使命に果敢にチャレンジができるのが「日テレらしさ」だと思います。同じ経理部での出来事ですが、以前、先輩と上司の意見が真っ向から対立したことがありました。粘り強く真摯に自らの意見を訴えた先輩に、上司が助言を加えてプロジェクトを承認するプロセスを間近で見ていた私は、上意下達ではなく部下に任せてみる管理職の度量、自分の仕事に信念を持って向き合う担当者の責任感、どちらも「日テレらしいな」と感じました。大事な使命を担う私が今これから「やりたいこと」に挑む熱量も同じです。グループ全体の税務体制を新たに構築する仕事、M&Aや新規事業において、税法上の正しい判断によりその成功を支える仕事。どちらもコーポレート部門に居ながら、私自身が担当者として見届けていきたい、ワクワクするようなチャレンジです。