新入社員の声
Voices
2024年
新入社員の声 Vol.34
2024.10.23 wed
PROFILE
コンテンツ制作・報道部門
商学部商学科 卒
School Days
私の学生時代!
学生時代は、やりたいことからやりたくないことまで全てをやりきりました。イギリスへの留学、準体育会ラグビー部の活動、様々な地域から集い色んな大学に通う仲間たちとの寮生活、40㎏の荷物を担いで3000m級に挑む登山まで、何でも全力投球しました。
特にエネルギーを費やしたのが留学です。日本の大学に休学の手続きをして現地の大学に申し込むことから始め、イギリスの不動産会社に連絡を取っての拠点作り、地元のラグビー部でプレーしパブでのアルバイトも経験しました。
留学時にアルバイト先で一緒に働いたイギリスに住む親友。今も毎週のようにビデオチャットをしながら、いつかお互いの国で働こうと夢を共有できる仲間にも出会うことができました。
留学では、授業中のディスカッションやアルバイト先のクルーとの会話、知り合いがほとんどいないパーティーへのお誘いなど、正直気が乗らないことの連続でした。そんな中大切にしたのは、「やめておこうかなと思った時こそ、よりやりたくない選択をする!」というモットーです。コロナ禍で必死に留学の準備をした過去の自分に恥じぬように、1年間を駆け抜けました。留学の終盤は本気で休学期間をもう1年間延ばそうかと悩む程のめり込み、人生で最高の1年と言えるほど充実していました。留学のみならず後悔のない学生時代を全うしました。
Q.1
就活を始めたのはいつ?きっかけは?
日テレに決めた理由は?
A.
就活を始めたのは大学3年生の初夏です。最初は方向性に迷っていましたが、しっかりと自己分析をした結果、記者を目指そうと一念発起しました。そこには鹿児島の田舎で育つ中で感じた不便さや、機会の不平等さを改善する一助を担いたいという想いがありました。
実は日テレは一度不合格になったのですが、諦めきれずにもう一度チャレンジしました。そこまでして日テレにこだわった理由は、選考中に一番素でいられた会社だからです。選考の過程で困難な場面もありましたが、「自分らしさを出せなかったな…」と感じたことは一度もありませんでした。自然と日テレで働いている自分のことが想像できて、徐々に志望度が高まっていきました。
選考期間に登頂した北岳は、富士山に次ぐ日本第2位の高峰。その登山道が先の見えない就活と重なりましたが、一歩ずつ着実に踏みしめて進めば頂上には必ず近づいていきます。「ひと山越えた自分ならば何でもできる!」と自信を持たせてくれた恩恵のある山です。
Q.2
採用試験の時、ES・エントリー動画
・面接などで心掛けたこと
A.
2点あります。ひとつめは、ESは極力パッと目につくようなキーワードを散りばめるということです。私で言えば「八畳一間の二人部屋生活」や「2000人の前でチアダンス@イギリス」といったような見出しです。ご覧の通り大した言葉ではありませんし、誇張している訳ではありません。背伸びをして無理に物珍しいことを書く必要はないと考えていました。大学生活を振り返って「面接官に話したい!」と思える内容について、できる限り興味を持ってもらえるように表現することを意識しました。もし皆さんがキーワードに困った際は、当時の写真を見ながら思い出のシーンを振り返ったり、誰かと共有した取り組みであればその人と改めて会話してみることで、言語化ができるかもしれません。きっと皆さん独自の言葉でアピールできるエピソードがあると思います。
もうひとつは、自分の言葉で語ることです。就活ではわかりやすい経歴を持っている人の方が有利だと考えがちですが、些細な経験であったとしても、自分オリジナルで紡がれた言葉はきっと見る人、聞く人の心をひきつけることができると思っていました。例えば同じように留学をしていたとしても、その経験やチャレンジから得られる教訓や感情はきっと十人十色だと思います。
Q.3
印象に残っている研修や業務
A.
たくさん印象的な研修がありましたが、私は報道局での研修が最も心に残っています。のちに自分自身が配属されることになる報道局社会部の研修では、女児が亡くなった事故を追う先輩記者に付いて取材をしました。例え新人であっても取材班の一員です。
現場周辺で近隣の方々に目撃情報を伺ったり、防犯カメラの映像を集めるといった実務を担いました。覚悟をしていたつもりですが、不幸な事故が起きて悲しむ人がいる中で、それを仕事の「ネタ」として取り扱わなければならないという非日常的な業務に戸惑い、自分はこの世界でやっていけるのかと考え込みました。その時に先輩社員から「心を込めて仕事することと、感傷的になることは違う」「この事故は本来目撃者が1人だけで、世の中に広く知られなかったかもしれない出来事。これは、日テレを代表し多くの人に伝えていくという大切な仕事だよ」という言葉をかけられました。世間では日夜多くの事件や事故が発生しています。世の中の何かを改善するためには、まず問題や課題を浮き彫りにするために事実を伝えることがその一歩になると思います。またそれは、報道機関が持つ国民の「知る権利」に応えるという義務を果たすことにも繋がる。そういった報道することの意義を考えた大切な期間でした。
社会部に配属された直後、船の漂流事故が発生し現場である離島に駆けつけて取材や生中継リポートを行いました。研修で学んだことを念頭に現場で見たこと、聞いたことをなるべくわかりやすい言葉で全国に届けることを意識しました。報道するにあたり、個人的な感情を抱くこともありますが、自分はいち国民であると同時に、国民の目となり足となる記者になるんだという強い自覚が芽生え、もっと勉強しなければと考えるようになりました。
Q.4
入社後に知った日テレの好きなところ
A.
ジョブローテーションで人材育成をはかる日テレでは、色んな部署を経験してきた先輩が多いところが魅力です。自分は報道志望で入社し実際にその部署で働いていますが、これまでに出会った社員の皆さんの多くが報道、制作、スポーツ、営業、編成といった様々な部署を経験した上で現在の業務に励んでいます。会社員として多くの部署を経験できれば純粋に楽しいと思いますし、報道機関としても色んな立場を経験した人が集まってニュースを届けることでバランス良く適切に伝えられるのではないかと思います。
もうひとつ好きなところはメリハリを持って働くことができ、しっかりお休みが取れるところです。私は先日夏休みをいただきタイに行ってきました。
さらにもうひとつ日テレの好きなところは、気の合う同期がいるところです!
Q.5
就活生に一言!
A.
正直私は就活中、ずっと前向きでいられたわけではありません。弱気になって周囲に迷惑をかけたことも、マイナスな気持ちになったこともありました。それでも最後まで頑張れたのは、「自分はどうしたいのか」「自分は何者になりたいのか」を具体的に想像し続けたからだと思います。将来の自分を具体的にイメージするために参考になったのがこの【新入社員の声】でした。今思えば、当初私は就活の目的が「その会社に認めもらうこと」になってしまっていました。一方、新入社員の声で読んだ先輩方は「自分の夢を叶えるため」、もしくは「社会をよりよい場所にするため」の“手段”として就活を捉えているのだと知り、考え方が変わりました。また、先輩方も普通の学生で、悩んでもがいて、でも譲れない熱い気持ちを持ち合わせる人たちなのだということも感じることができました。迷ったときはこのサイトから皆さんが共感できそうな人を探してみてください。共感をきっかけに、皆さんが描きたい未来が少し具体的に見えてくれば嬉しく思います。
今は【新入社員の声】で憧れていた先輩方の元で、直属の後輩となって働いています!
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