2019年8月30日(金)
武蔵野大学附属千代田高等学院
千代田女学園中学校(東京・千代田区)

千代田区の麹町は当社のスタジオがある、私たちにとってなじみ深い町です。そのスタジオのほど近くに、この日訪れた学校、千代田女学園があります。いわば“ご近所さん”です。

ソフトテニスの強豪校でもあり、盾やトロフィーが所狭しと並んでいました。今回の出前授業に参加してくれたのは、中学3年生です。

会場は、少し前に改修したという、明るい色彩のライブラリー室でした。勾玉のようなやわらかな曲線でかたどられた机は、授業形態に合わせてフレキシブルに組み合わせられる優れものだそうで、生徒との距離も近く、和気あいあいと授業を進めることができました。

最近流布したフェイクニュース事例として今年3月に起きた”人が刃物で刺される“偽の動画を見せると、「え?なんで撮影者の声が入っているの?」と鋭い感想を呟く生徒がいました。動画には、人が人を刺す瞬間、撮影者の「え?なになに?」と戸惑うフリをした声が入っているのです。防犯カメラがたまたま捉えた瞬間ではなく、人が構えたカメラの前で犯行が行われる不自然さ。ここに着目できるのは、さすがいまどきの中学3年生なのかもしれません。

「情報の海の泳ぎ方」では、フェイクニュースに騙されないために、知識に基づいた「勘」が必要だということを話しています。「これはおかしいな」と反応できる嗅覚、ちょっと立ち止まって調べる必要があるかもしれないと思える力。授業では、事の真偽を確かめるために、報道機関の記者やディレクターが、どういう考え方に基づいて情報を集め、確かめ、精査しているのかを、ビデオ等を交えて伝えています。

後日、手作りの素敵なカードをいただきました。ありがとうございました!

(担当/林)

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