2019年9月28日(土)
東京都立大泉高等学校附属中学校(東京・練馬区)

校門をくぐると、花壇に彼岸花が咲いていました。こちらの中学校を訪れるのは2度目です。前回は今年1月の寒い時期に1年生を対象に授業を行いました。それから春を挟んで、今回も1年生と向き合うことになりました。つまり、また新しい出会いです。

今回も元気いっぱいの生徒たちと、「適切な情報をどう見極めるか」という課題について考えてきました。生徒たちは私たちの話を聞きながら、学校から配付されているワークシートに、授業の要点などを書き込んでいきます。そして後日、先生から一部の生徒のシートを見せていただきました。その中の記載にハッとさせられました。

「僕は小学校の頃から、よくフェイクニュースにだまされていた。いくつも調べても、どのサイトも言っていることがバラバラなのだ。発信する側は責任をもって発信してもらいたいと感じた」

中学1年生にして、すでに「どれが正しい情報なのかわからない」という経験をしていることに驚きました。ネット検索は、私たちが思っていたよりもずっと身近で当たり前のものになっていることを、あらためて認識させられると共に、「発信者」であるテレビ局としても重く受け止めなくてはいけないメッセージだと思いました。

この日は1月と同じく、藤田大介アナウンサーが登壇し、報道の取材現場での経験をもとに、情報の最終的な伝え手として大事にしていることについて話しました。休憩時間も、ずいぶんコミュニケーションが生まれたようです。

(担当/林)

応募・お問い合わせはこちらから

*日程や年間実施回数などの都合により、お受けできない場合もございます。