2022年5月12日(木)
中村中学校(東京・江東区)

この日は、清澄庭園に隣接する中村中学校を訪問しました。

中学3年生55人を対象に行った出張授業。生徒たちは、教室に入ってくる時点で元気いっぱいでした!

ロシアによるウクライナ侵攻がはじまってから、事実確認の重要性をひしひしと感じる日々です。今回は、ネット上で流布したゼレンスキー大統領のフェイク動画を例にしました。実は、この出張授業の前、担当の先生が社会科の授業3時間分を使って、ロシアとウクライナの歴史や、今回の侵攻に至るまでの流れについて教えてきたとのこと。報道も「今」と向き合う仕事ですが、社会科も「今」を理解するために学ぶもの。生徒たちが、映像に見入っていたのが印象的でした。

グループワークは各教室に分かれて行い、模擬取材ゲームに挑戦。後日、先生からお聞きした感想をいくつかご紹介します。

  • ・授業を受けてから、ネットニュースで新しい情報を得たときに、今まで気にせず読み飛ばしてしまっていた「どこの誰からの配信や情報なのか」に注目するようになり、目の付け所が変わりました。
  • ・模擬取材を通して、取材して本当に正しい情報を入手する難しさを実感しました。
  • ・普段の教室の授業では学べないことがたくさんだったので、とても楽しかったです。

2022年5月24日(火)
青山学院大学地球社会共生学部 菊池ゼミ

新緑が美しい相模原キャンパスを訪問し、地球社会共生学部・菊池尚代教授のゼミで「情報の海の泳ぎ方」を実施しました。

メディア志望の学生も多く所属するという菊池ゼミでは、他の放送局等が行う出張授業も積極的に活用されているそうです。中学や高校でも「キャリア教育」として、テレビ局の仕事の面白さややりがいについて織り交ぜて話をすることもありますが、大学で行う場合は、学生側もリアルに将来の「仕事」として興味を持てるかどうかを意識しながら受講しているように思います。「情報の海の泳ぎ方」はニュース制作での考え方を基礎に構成していることもあり、終了後「報道の仕事にも興味が湧きました」と話してくれた学生もいて嬉しく思いました。

(担当/林)

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