Huluエピソード1シアター

DCコミックス界のヒーローが大集結するハイスケールドラマ
『レジェンド・オブ・トゥモロー』
実は“落ちこぼれヒーロー”の集団だった?

DC’S LEGENDS OF TOMORROW and all related pre-existing characters and elements TM and © DC Comics. DC’s Legends of Tomorrow series and all related new characters and elements TM and © Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

Huluでシーズン1配信中

『THE FLASH/フラッシュ』、『ARROW/アロー』、『SUPERGIRL/スーパーガール』というDCコミックス発のヒットドラマを手掛けるグレッグ・バーランティが製作総指揮を務める、アメコミ史上最大級のヒーロードラマ『レジェンド・オブ・トゥモロー』。

“世界に何の影響も与えない“というヒーローとは程遠い8人が主人公という驚きの設定が話題の本作の魅力とは?

アメコミってヒーロードラマじゃないの?
 ヒーローとは程遠い8人が魅力!

舞台は2166年のロンドン。
世界は“サベッジ”という不死身の世界征服者によって支配され、荒廃していた。

世界全滅を未然に防ぐために、時空を自由に飛び回るタイムトラベラーであるリップ・ハンターが2016年のアメリカでとある8人に声をかけ、チームを結成する。
ここから伝説がスタートしていく。

アメリカン・コミック発のヒーロードラマというと、
特殊能力を兼ね備え、正義感に燃えるヒーローを想像するのだが、
本作で集められる8人のヒーローは、正反対!
“死んでしまってもたいして未来に影響を与えない”ことを条件に
集められた8人なのである。一言で言うと、“落ちこぼれ”ヒーロー。

また彼らがチームに参加するモチベーションだって、

レジェンドになって後世に語り継がれたい、
長年研究した時空旅行を体験したい、
犯罪に役立てない、という、
“世界を救いたい”というより、自分本位なもの…。
これまでのヒーロードラマとはまるで違う!

“協調性の全くない落ちこぼれヒーローたち”というキャラクター設定は、
非常に新鮮で、視聴者にとって親しみやすいと話題だ。

また、やる気も協調性もない彼らが変わっていく瞬間が楽しめるのも
このドラマの醍醐味である。

エピソード2、エピソード3にストーリーが進むにつれ、
彼らの連帯感と使命感は目に見えて変化していく。
凸凹な8人がチームとして同じ目標に向かって助け合いながら戦う姿は
見ていて非常にエキサイティング!
不死身の敵サベッジ相手だって、彼らならなんとかなる!と思えるほど、
最強のチームを彼ら自身で築き上げていく。
その瞬間に立ち会えるのは、このドラマの最大の魅力であろう。

『プリズン・ブレイク』ブラザーズが主演!
 その他、有名ドラマとのクロスオーバーも!

本作では、スリリングドラマ『プリズン・ブレイク』で兄弟を演じ一躍有名となった、ウェントワース・ミラーとドミニク・パーセルが主演している。
今回は、兄弟ではなく、共に犯罪を繰り返す相棒役だが、
互いを信頼しあい、大切に思いあう点は『プリズン・ブレイク』と通じるものがあり、当時のファンは再結成されたブラザーズに興奮が止まらないであろう。

彼らは実は、『レジェンド・オブ・トゥモロー』よりも前に、同じくDCコミックスから派生したヒーロードラマ『THE FLASH/フラッシュ』に、同じ役で出演している。
そちらでの評判が非常によかったために、同じ役を引き継ぐ形で、
『レジェンド・オブ・トゥモロー』にレギュラー出演することになったのだ。

また、本作は、前述した『THE FLASH/フラッシュ』や『ARROW/アロー』、『SUPERGIRL/スーパーガール』というDCコミックスのヒットドラマたちと、クロスオーバーエピソードを製作している。

『レジェンド・オブ・トゥモロー』のエピソード内で、
予期せぬ展開でふらっとこれらのヒーロー(ヒロイン)が登場したり、
逆に他ドラマに彼らが登場することもある。

全4ドラマで4夜連続のクロスオーバーエピソードを放送する試みもあったりで、業界で話題になっている。

“未来を変えないこと“にこだわる、
 真のタイムトラベルドラマ

8人のヒーローたちは、特別な船にのって時空や場所を移動するのだが、
そこにはある掟がある。
「未来を変える行動を絶対にしない」ことだ。

ドラマの序盤では、ヒーロー8人がこの掟を全く守らず、
自由に行動しすぎた結果、未来が変わってしまうというアクシデントがよくある。
例えば、数十年前の自分に会いにいき、未来の妻とあう約束をすっぽかさせてしまった結果、今自分がしていたはずの結婚指輪が消えてしまうとか…。
ささいなことでも未来が変わってしまうのはおおごと!そういうことがある度に、未来を元に戻すべくタイムトラベラーのリップ・ハンターが右往左往する。

『12モンキーズ』など、タイムトラベルを題材にするドラマは多く存在するが、“未来を変えない”ことにここまでこだわる設定は珍しいかもしれない。
「タイムトラベル」だけに注目しても十分に楽しめるドラマである。

以上が『レジェンド・オブ・トゥモロー』の魅力である。

これから待ち受ける想像を絶するトラブルに、
落ちこぼれヒーローたちはどう対処していくのだろうか?
“史上最も愛着の湧くヒーロー”が織りなすストーリーを
最後まで楽しんでほしい!

(TEXT:伊藤ハルカ)

伊藤 ハルカ

週に20本、年間1500本以上のアメリカドラマを観る、「日本一アメドラを観る女子」。「アメドラ界のデーブ・スペクター」を目指し、アメドラコラムニストとして幅広いメディアで活躍中。

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