Huluエピソード1シアター
自分好みのパーフェクト美女が現れたら、
あなたは騙されずにいられるか?
究極の結婚詐欺エンターテインメント
『インポスターズ 愛しの結婚詐欺師』
目の前に現れたパーフェクトな女性は結婚詐欺師だった!
同じ女性に騙された男女3人が被害者の会を結成し、
その女性を見つけるために旅を始める
大ヒットドラマ『インポスターズ 愛しの結婚詐欺師』。
美しい女性詐欺師マディと、彼女を追う被害者3人組が織りなす本作の、ストーリーと魅力とは!?
© 2017 Universal Cable Productions LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
Huluでシーズン1を毎週木曜に追加配信中
プロの詐欺集団 VS 素人詐欺集団
ターゲット好みの女性に完璧に成りすまし、身も心も虜にした後に、
全財産を奪って逃走する女性詐欺師のマディ。
被害者たちは、世に出たら困る秘匿情報を彼女に握られているため、
警察に通報しようにもできない。
中には、自殺まで考えるものも…(ドジで自殺さえろくにできないが…)。
肝心のマディは、
一仕事終わったとスッキリすることはあっても良心を痛めることは決してない。
しかしゆっくり休む暇はない。
マディは詐欺グループに属しており、すぐに次のミッションが与えられるのだ。
被害者たちは、深く傷つき次のステップに進めずにいる。
そんな中、苦肉の策で見つけた解決策が、
“彼女を見つけ出して、なぜこんなことを繰り返すのか、本当の理由を彼女の口から聞き出すこと”。
しかし、彼女を探す旅に出るものの、
全員マディに全財産を奪われてしまいお金がないので、
“いい人は騙さない”というルールのもと
少額詐欺を働きながら旅を続けることになる。
最高にロジカルで、
計算されつくされたシナリオで
トントン拍子で詐欺を進めていくマディをはじめとする詐欺グループと、
これまで“いい人”でしかいなかったゆえに、
簡単には人をだませない、失敗ばかりな被害者3人組。
2軸で描かれる異なるストーリーの強弱が軽快で、
テンポよく見られる。
しかし、この“騙し屋”と“被害者たち”のシンプルな構図が、
見進めるにつれて崩れていく。
誰が騙していて、誰が騙されているのか
本当のところが分からなくなるのだ。
結局みんな騙されている?だとしたら首謀者は一体?
結末を知りたくて、ついついイッキ観してしまう!
マディが本当の恋を知ってしまったら…?
プロの結婚詐欺師マディを演じるのは、
インバー・ラヴィというイスラエル生まれの女優(31歳)。
ポーランド人の父とモロッコ人の母の間に生まれたためか、
オリエンタルな顔つきをした美人女優で、語学の達人でもある。
2017年初め『インポスターズ 愛しの結婚詐欺師』に主演した後、
日本でも話題になった『プリズン・ブレイク』の
続編『プリズン・ブレイク』シーズン5に、イエメンの女性活動家で、
リンカーンをサポートするシバというメインキャストで出演。
知名度を一気にあげた。今注目される女優の一人である。
話を『インポスターズ 愛しの結婚詐欺師』に戻すと、
ターゲットが金髪好きなら金髪に、
英語の発音にフランスなまりが入るのが好きならその通りに、
とにかくターゲットの望む通りの女性に成りすますマディ。
いわばいつも仮の姿でしかないマディだが、
本作の中で、本当の自分を見せる瞬間がいくつかある。
詐欺と詐欺の間にある束の間のオフと、
詐欺グループの仲間と一緒にいる時である。
オフには、部屋着でお菓子を食べながらベッドに横たわり、
テレビを見るマディ。
何の計算もしなくていいのでかなりリラックスしているのが
表情で見て取れる。
一方で仕事仲間と一緒にいる時。
仲間内で一番若いのがマディなので、
無邪気で無防備な表情を見せる。
しかし、姿を見せず指示だけ送る
“ドクター”と呼ばれる詐欺グループのボスに対しては
思うことも多いようで、
彼への本音を話せない意味では
仲間の前でのマディも仮の姿かも。
まだ若いのに、
人をだましてお金を奪うことを生業にして、
もし本当に好きな人が現れたら
どうするのだろう?
視聴者がそう思う矢先に、
マディに気になる人が現れる。
その人と一緒にいる時のマディは
仮面を外した普通の女の子。
このまま恋がうまくいってほしいと思う反面、
“ドクターが黙ってない”と必死に止める仲間たち。
詐欺師に本当の恋は許されないみたい。
人を人とも思わず簡単にだますいわゆる悪女なマディ。
それなのに、彼女に同情してしまうのはなぜだろう?
それは、仮面を外した彼女が一人のなんの変哲もない女の子だから、
つい応援したくなってしまうのだろう。
あの大女優、ユマ・サーマンがよいスパイス!
最後に紹介したいのが、なんといっても
『キル・ビル』などでおなじみ、
あの大女優ユマ・サーマンが出演していること!
レギュラーキャストというわけではなく、
いわゆる“ここぞという時”にしか登場しない。
キャストたちが困った時にさっと現れ、
さくっと仕事を済ませて、消えていく。
言葉数が少なく、冷徹な役柄だが、
一言ずつのセリフが結構重くて考えさせられる。
登場シーンは多くはないが、
彼女の存在がドラマを引き締め、
より面白くしていることは言うまでもない。
批評家たちの評価が非常に高いのが、
「ユマ・サーマンの使い方がお見事!」という点でもある。
以上が、『インポスターズ 愛しの結婚詐欺師』の見どころである。
誰が詐欺師で誰が被害者か、見ているとその境目があいまいでわからなくなる。
私たちも一緒に騙されてしまう、いわば“被害者体験”ができるのも
本作の醍醐味かも?