大隈重信  学ぶ楽しさと歓びをおぼえた家

(2006/8/30放送)


九州・肥前、佐賀。その城下町の一角に
明治の政治家、大隈重信が生まれ育った家があります。
この家は、いつも多くの人が集う(つどう)賑やかな家でした。


父のもとにやってくる客をもてなすため、
ゆったりと作られた座敷や次の間。
その押入れの向こうに「隠し階段」がありました。


屋根裏へと続くこの階段の先は、重信のための勉強部屋でした。


机以外なにもない空間、気が散らないように高く作られた窓。
少年・重信は、ここで学問に打ち込んだといいます。


ここは、真理を学ぶ喜びを教えてくれた重信の「最初の学校」でした。


のちに、学問の自由と独立を訴え、
早稲田大学を作った大隈重信。


若者が自由に学問できる場を作るという発想の原点は、
生家の屋根裏部屋にあるのかもしれません。



大隈重信  学ぶ楽しさと歓びをおぼえた家

(2006/8/30放送)

今回の放送のBGM♪
「恋風」
作曲 千住明
次回(9月6日)の『心に残る家』は
酒井田柿右衛門
をお送りします。
お楽しみに。