ヒョードル ドストエフスキー
Fyodor Dostoyevsky(1821〜1881) 小説家、モスクワ生まれ。 ペテルブルグ工兵士官学校卒業後まもなく作家活動に入り、「貧しき人びと」(1846)でデビュー。その後、革命サークルへの接近を理由にシベリアに流刑、8年におよぶ試練をへて、文壇に復帰。「地下室の手記」(64)以後、その作品は一作ごとに深みを増し、「罪と罰」(66)、「白痴」(68)、「カラマーゾフの兄弟」(79〜80)などの傑作が書かれた。彼の作品には、善と悪、美と愛といった全人類的な問題が追求されている。 |