グレン・ミラー
Glenn Miller(1904〜1944)
ジャズ ミュージシャン。
ベニー・グッドマンと共に"スウィングの王様"と称されたグレン・ミラーは、日本で最もポピュラーな白人ビッグ・バンド・リーダーです。トロンボーンを優雅に吹きこなし、30年代初頭〜40年代前半のジャズ・シーンを席捲しました。優れた作編曲家でもあり、主な代表曲は「イン・ザ・ムード」や「ムーン・ライト・セレナーデ」などです。太平洋戦争の勃発で一時バンド活動を休止しますが、42年アイゼンハワーに認められ、従軍慰安のために世界中を廻って演奏し、1年弱で800以上のステージを重ねます。――しかし44年、パリへ向かう飛行機に乗ったまま、還らぬ人となってしまいました。
close